江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

2010-04-30 23:27:52 | 日記
材料の買出しに車を走らせていると、ほうぼうで見事な藤の花を目にした。
これは藤の花に呼ばれていると思い、この辺りでは有名な国領神社に行く。
実に久しぶりだ。
以前に行ったときは境内一面に藤棚があり、見事な房が垂れていたのだが、
今年は淋しい状態だった。
「千年乃藤」と呼ばれる古株に、花が一つも付いていなかった。
回りの若い株は、まだ蕾をいっぱい付けたままなのに、惜しげもなく芳香を
放っている。
見事な枝振りの古株、でもぽっかり開いた藤棚を見上げながら、
ふと芸人の行く末とダブらせていた。
古株が花を付けることは、もう無いのだろうか。
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4月29日 下町風俗資料館

2010-04-29 23:56:03 | 日記
今夜は月が綺麗だ。
あの強風で汚れを吹き飛ばしてくれたのだろうか。

朝、窓から甲州街道沿いのけやきが、揺れに揺れているのが見えた。
その時は、低気圧さえ抜ければ風は収まると思っていた。
いざ家を出ると、押し戻されそうな風に止めようかと迷いが出る。

でも行って良かった。
いろんな人に声を掛けられたのはもちろんだが、
丁度八重桜の散り時。
あの大きな花びらの散る中で人形を遣う楽しさ。
「酔いどれ」の人形が横になると、辺りは花びらがちりばめられていて、
それは最高のロケーション。
一瞬風の塊が来て人形は足をすくわれたが、一斉に花びらが地を這う様子は
見応えがあった。

場所を不忍池からはなれ大きな木の下に取ったのが幸い、人に囲んでもらうと
何とか人形も遣え、途中小枝が観客の頭に落ちるハプニングもあったが何の
問題もなく、却って桜と風を楽しんだ一日だった。
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野毛大道芸を終えて

2010-04-26 20:10:57 | 日記
村田屋という、この界隈では有名な飲み屋さんの隣が会場。
そこはいつもフェスティバルのときいわしのバーべキューを売っているらしい。
着くとそこらあたり炭を起こすのに使ったらしい紙の灰が散らかっている。
また良い匂いと共に良く飛んでくる。
人形を持ち替えるとき、灰を吹き落とさなければならないほど。
お客さんも見づらいかもしれないと思っていたら、ダメジャン小出さんから
適切なる一言。
「アイスランドの火山噴火じゃないの」
早速使わせてもらうと、どうやらお客さんも和んでゆったり見てもらえたようだった。

翌日曜日は暑いほどによい天気。
会場に着くと既にお客さんは坐って待っている状態。
長いこと待たせてはいけないけれど、かといって早く始めるわけにもいかず、
こういうときは「番外編」として、小咄を入れたりする。
今回は「怪談」
と言っても私のことだからオチがある。
程よくほぐれたところで丁度時間になる。
こんな時間が好きだ。

今回はボランティアスタッフの学生たちが、とても良かった。
挨拶がしっかりしているのだ。
私たちに付いてくれた人も、目配り、気配りのきく良い人だった。
お陰で気持ち良く楽しめた2日間だった。
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やっと役に立つ

2010-04-23 23:51:59 | 日記
調べ方が下手ということもあるかもしれないが、日本のものを調べようとしたとき、
インターネットではなかなか見付からなかった。

今特殊な和裁をしなければならず、まず図書を捜したらちょっと高価すぎて手が出ない。
図書館にあるかと思って借りられるところを捜してみるが、みな取り扱っていなかった。
仕方なく期待せずに検索してみたら、文章だけだけれども作り方を見つけてしまった。
一度読んだだけだと分かりづらいので、分かりやすいように書き直して、今日試しに
端布を使って縫ってみた。
なんと意外にも早く何とか形になってしまった。
もっと四苦八苦するものと思っていた。
ちょっとおかしなところがあるけれども、実際に縫い始めるときに修正すれば
何とかなりそうだ。
人形の衣裳は人間と違って形になっていれば始末など付けなくて良い。
と言っても縫い方を知らず適当に作ると意外とお客さんに分かってしまう。
一応基本に忠実に、そして抜けるところは手を抜いて。
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お天気次第

2010-04-22 00:44:26 | 日記
私の作業風景を写真に撮りたいと言われたことがある。
何度か新聞やテレビの取材で撮影されたことはある。実際にやらなければならないこと
だったので”やらせ”ではないけれど、やはり不自然に感じた。

私の作業は、お天気次第のところがある。
今日は久しぶりに晴れたので、外で鋸を引く。
初夏のような暖かさだったので、仕事がはかどる。
この辺りはやぶ蚊が凄いので、発生する5月末までには何とか外での作業は済ませたいと
思っているが、1日自宅にいるときに晴れる日が少なくて、ずっと先送りしていた。
今日は予想通りだったので早くから作業に取り掛かることができたが、予想通りに
ならないことが多く、その日の様子で作業が変わることが多い。

明日は雨という。
あれとあれをしようか。
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