江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

11月のスケジュール

2016-10-29 23:51:17 | スケジュール
ここには一般の方がご覧になれるものを紹介しています。

11月5日(土) 羽生PA 鬼平江戸処 大道芸
 会場: PA内の中庭にて、雨天時は屋内にて
 時間: 12時~、14時~、15時半~
 場所: 東北道上り線羽生PA

11月12日(土) 府中郷土の森博物館内
 場所: 旧田中邸内土間にて
 時間: 15時頃から

11月13日(日) 神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2016
 会場: パークリュクス神楽坂前 ポケットパーク
 時間: 12:55~13:15,14:15~14:35、15:35~15:55

11月20日(日) 小石川後楽園 紅葉祭り
 時間: 11時~、13時半~
 場所は、「園内」と言うだけでまだ決まっておりません。
 今年の紅葉の具合はどうなんでしょうか。楽しみです。

11月23日(水・祭) 旧吉田屋商店 大道芸
 会場: 「上野桜木」の交差点角、旧吉田屋商店内、
 時間: 13時~16時

11月27日(日) 上野公園 大道芸
 会場: 蛙の噴水横
 時間: 14時~16時
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2016-10-23 23:44:46 | 日記
その手に出会ったのは、私がまだ小学校に上がる前
祖母に連れられて行った遠い親戚の家
そこは稲作農家
おじさんは私を納屋に連れて行き、
精米したばかりの新米を左手で掬うと
右手の親指の爪で固さを確かめ
一粒を口に放り込んで噛みしめ、
とても満足した顔になった。
旭川は極寒の地
稲作には相当苦労しただろうし、
作れるようになっても不味くて不評だった。

味はさておき、
幼い私はおじさんのその手に目が釘点けになった。
節くれだった太い指、
親指の爪は幅広くて短く、しかも厚さがある。
ああ、これがお百姓さんの指なんだ、
その手の感じが今も忘れられない。

喜多方のフェスティバルの委員長は稲作農家、
たまたま昼食をご一緒した時に
ふと閃いて手を見せてもらった。

同じ手だった。
しかも味のある良い手だった。

先日見ていた「座頭市」の最初のタイトルロールのところで
いくつものしわくちゃな手が白黒で写されていた。
その素敵なこと!

自分の手を眺める。
還暦を過ぎて随分年を取った手になったと思うが、
まだまだ中途半端であろうか。
あと10年も経つと、少しは味のある手になるのだろうか。
何となく自分の手が気になるのである。
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ヘブンアーティスト in Tokyo

2016-10-12 00:44:22 | スケジュール
先日ご紹介できませんでしたスケジュールを紹介いたします。

10月21日(金) 上野公園で行われる ヘブンアーティスト in Tokyo
  12:30~ すり鉢山
  15:30~ 公園入口

10月23日(日)
  12:00~ 西郷像前
  14:00~ 小松宮像前

お天気が良いことを祈りながら
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時代劇

2016-10-09 23:28:38 | 日本の文化について
ここ数年、再放送されている中村吉右衛門の「鬼平」が好きで
最近はそのお父さんの先代幸四郎の「鬼平」を見ている。
そして今年になっては、勝新の「座頭市」にはまっている。

吉右衛門の「鬼平」のセリフは、
若い時の私にはのどに掛かり過ぎるのがどうも馴染めなくて嫌だったのだが、
私自身が歳を取ったのか、慣れてしまったのか
今は全く違和感なく見ている。
「鬼平」物は、錦之介や丹波哲郎も見ているが、
池波正太郎が描く鬼平の姿に吉右衛門が最も近く
また遊び心や色気があって、セリフにメリハリがあり、
もっとも面白い。
幸四郎もそうだが、
やはり歌舞伎俳優だからこその演技と言えるところがある。
つまりは、時代と世話の使い分けがうまくて、
ドラマ全体に奥行や幅の広さ、そしてリズムを作り出している。
現代の演劇人は海外で学んだりして理屈ばかりつくが、
もっと日本語を使う基本的なことを、伝統から学ぶべきだと思う。
と言っても今の若手歌舞伎俳優はみな酷く、
勘九郎しか期待が持てない。
チヤホヤされ過ぎているのではないだろうか。
チヤホヤされてダメになる例は、
ハンカチ王子やハニカミ王子などに見る通りなのだ。

ドラマはわき役が創るところがあるのだが、
今は、ちょっと脇役が面白かったらすぐに主役になり、
脇ができる役者がいなくなってしまった。

子どもの頃は「座頭市」が嫌いだった。
でもこの歳になって改めて見ると、
面白い。見入ってしまう。
ドラマ、そして映像の作り方が実に上手い、その一言に尽きる。
映像でたっぷり間を取る、その上手さ!
1時間のドラマ全体が息遣いしていて、観客をそこに引きずり込んでいく。
そして狂気にも似た鬼気迫る迫力が溢れているのだ。

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象牙

2016-10-03 23:36:07 | 日本の文化について
象牙の国内取引が禁止されると言う。
日本に限れば、
正当に仕入れた象牙が流通しているから対象にならないと言っているが、
非合法に仕入れたものもあると聞き、
先行きは不透明だ。

長唄の三味線の撥は、柘植などの木と、象牙がある。
私は不出来な弟子だったから木撥から離れられなかったが、
象牙の音色の良さは良くわかる。
木と比べて、全然違うのだ。
琴の駒も象牙だ。

象牙や鼈甲(タイマイの甲羅)は、
乱獲や密猟によって激減し保護しなければならないが、
邦楽器などでは、それでなければダメなところがあり
何とも複雑な心境である。

ただ、密猟者を逮捕した時、
押収した象牙の山に火を点け燃やす行為を見ると
余りにも酷いと思ってしまう。

ジンバブエには、”正当に仕入れた”相当量の象牙が
倉庫に眠っていると言う。
ジンバブエもさばけなくて困っているそうだが、
せめて邦楽器のために流通できないものか。
密売人までいるから、なかなか難しいのだろうか。

それにしてもいつごろから撥に象牙が使われるようになったのであろう。

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