江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

3月のスケジュール

2013-02-26 00:45:18 | スケジュール
ここには一般の方がご覧になれるものを、お知らせします。

3月2日(土) 小石川後楽園 梅まつり
 正式名称は、「春を呼ぶ小石川後楽園 黄門様のお庭で梅まつり」
 時間:12時~、 13時半~
 雨天時は涵徳亭

 寒さを考えて、時間は早くなっています。

3月3日(日) 下北沢ピュア通り・フリーマーケット 大道芸
 時間:フリーマーケットは12時~18時まで
 私たちは13時頃から15時半頃まで適当に3回ほどを考えています。

 今回が100回目となるフリーマーケット、私たちが大道芸を始めた頃
 ここに出させてもらったことから、お祝いも兼ねて

3月8日(金) いわきおやこ劇場
 場所:いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場
 開演:19時
 問合せ:0246-23-9885(いわきおやこ劇場)

 震災前に一度公演したところ、今回は大人にじっくり見せたいと、
 声がかかりました。

3月10日(日) 佐藤 英里(さとうひらり)チャリティコンサート
           ―東日本大震災復興支援―
 場所:やまぶき会館(川越市民会館)
 開演:14時
 入場料:大人 2,500円  小人 1,500円
 問合せ:049-226-9878(蔵乃茶屋かくれんぼ)

 佐藤英里さんは、新潟三条に住む11歳の全盲の女の子。
 今回の収益金は、NPO「いちばん星プロジェクト」を通して
 南相馬の復興支援に当てられます。・
 また当日は13時からロビーを開放して、福島の物産市を開催。

3月19~20日 ニューヨーク ジャパンウィーク
 場所:グランドセントラル駅 特設会場
 時間: 19日 20時40分~ デモンストレーション
     20日 16時~、 19時~

 今回はNYで活躍の日本人ダンサーとのコラボレーションを創ります。
 元になる物がすでに紹介されています。
 http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=esj9PvZrA5Q
 これは映像とダンサーのコラボですが、当日は実際に人形を出しての
 ものになります。

3月30日(土) ヘブンアーティストとして大道芸
 場所:旧吉田屋商店
 時間:12時~15時

3月31日(日) ヘブンアーティストとして大道芸
 場所:旧吉田屋商店
 時間:12時~15時
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

余りにも寒すぎる

2013-02-25 00:20:28 | 日記
今月の土・日は、府中郷土の森博物館に出る予定だった。
向島の公演が終わった頃に博物館から連絡が入り、
今年は梅の開花が遅れ、人の出足も鈍いので、
今月後半からにして欲しい、とのこと。

そこで今日24日に出る予定にしていたが、
この寒さと風の強さに、諦めてしまった。

2年前までは梅も良く咲き、暖かくて大道芸も充分できる気候だったが。
昨年から急に変わってしまった。

大道芸人を殺すには、刃物は要らぬ
雨の3日も 降れば良い

替歌を作ってみたが、
雨に寒さも加えようか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分が変わる?

2013-02-22 00:24:53 | 人形について
ここのところ人形を褒められる機会が重なった。
ある人は、糸操りであれだけ手足を伸ばしきったり、
しっかり止まったりすることができるものだと、感心したのだという。
そして「黒髪」が凄いと言ってくれた。
友人は、昨年に比べ進境が著しいと言ってくれた。
そしてやはり”止まる”ことに目がいったと言う。
また別の人は「黒髪」を褒めた上で、私自身が”下がった”のが良いと言った。
人形を前に出して私が後ろに下がったことで、
観る側として喰い付き易くなったのだそうだ。
有難い言葉である。

黒衣は何故”黒い”のか?
それは”黒いものは見え無いと言う決まりごと”
と、伝統芸に携わっている人からして、こう言う。
でも芸人仲間から言われたのは、”影だから”
人形や役者の影になるから”黒”。
「あなたが今食べられるのは、影として存在するその”お陰”だから」
この言葉が気に入り、自分は人形の”影”になることを求めてきた。
そしてそれが少し、現れてきたのかもしれない。

糸あやつり人形が動いているのを止めるという事は、とても難しいこと。
糸の先に錘を付けた振り子と同じで、あっちにやればこっちに戻ってくる。
止める方法は確かにある。
だが、はっきり止まったと見えるかどうかは、別物なのだ。
自分が止めたと思っても、後でビデオを確かめると、止めているとは見えない。
止めている時間を数秒長くしたとしても、意外と止まっているようには見えない。
それが私の場合”止まっている”ように見えるというのだから、
これは理屈ではなく、身体が何かを掴みかけているのだろう。
もしかしたら息遣いなのかもしれないが、
理屈が分かるようになるには、あと数年は掛かると思われる。

女形の人形は、修業時代に持たせてもらったことがない。
ドレスを着た王女を遣ったことがあるが、和服はないのだ。
だから「黒髪」を創った時は、ただひたすら振りを遣うだけで、
ともかく動かない静かな舞だから、
人形が酷いどころか、私の身体の捌きをどうしたら良いのか、迷いに迷っていた。
「黒髪」を遣い始めて15年、
昨年あることがきっかけになって、
最後まで残っていたある身体の捌き方が分かった。
これで全体が流れるようになった。
ただし、これからも少しずつ変化するだろうが。
人形の遣い方も、しばらくは堅くて、色気なんてあったものじゃなかった。
それが、竹田座の人から”手板”の遣い方の助言を一言もらったことと、
「都鳥」という全く性格の違う踊りを創ったことで、
女形の遣い方が、がらりと変わった。
”変わった”ことは、私にも実感できた。

褒め言葉をいただいたあと、この間の公演の録画を見たが、
思い描いている理想の踊りとは、遥かに遠いものだった。

山の頂きは、まだまだ先にあるようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013-02-21 00:09:16 | 日記
友が来るというので、近くのスーパーに二人で出かけた。
この鮮魚部はその場でさばくので、新鮮な魚が手に入る。
と見ると、大きなカツオをまな板の上に乗せ、まさに今さばこうとしている。
美味そうだが、”初がつお”とあってちょっと値が張る。
あれ、と思う。
「目に青葉 山ホトトギス 初がつお」という句があるだけに
”初がつお”というと青葉の季節、5月から6月にかけてではないだろうか。
・・・・・
どこ釣ったカツオなのだろうか。

そこに刺身用の”とびうお”があった。
この骨でだしをとった味噌汁を思い浮かべ、思わず涎が垂れそうになる。
そうだ、カツオの骨だ。
調理人に尋ねると、快く譲ってくれた。
2本で200円。
ともかく大きいので、ずしりとした重みがある。
肉はほとんどないけれども、尾頭付き。
炊いて(煮付けて)もらったら、実に上手い。
背骨についている血合いが好物なのだ。
半端な量ではないので毎日食べるのだが、飽きない。
それ程上手い。

今日は”とびうお”を買ってきてくれた。
刺身で一杯、味噌汁でご飯、
卵まで腹に持っていたのだから、この上ない幸せ。
細かな骨さえ厭わなければ、美味い魚だ。

骨尽くし、
これで私も、骨のある人間になれるのかも・・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっと来た・・・

2013-02-08 00:07:58 | 日記
目の前のネズミモチの木に野鳥が来ることは、何度も書いたけれど
我が家の猫の額、違った、ネズミの額ほどの広さしかないベランダにある草木に
なぜ小鳥たちは来ないのかなと思っていた。
きっと私たち人間の姿が見えるからかもしれないと。

するとある日、メジロが十数羽、一斉にやってきた。
その時の嬉しさといったら、言葉にできない。
私は驚かさないようにその場にじっと立ち尽くし、小鳥たちを見ていた。
ひいらぎやしその葉(まだ残っていた!)、ローズマリーなど
いろんなところを、せわしくつついていた。
そして数羽が南天の実に挑戦したが、実が硬く大きすぎるのだろう、
歯が立たない、といった感じだった。

一斉に飛び立ったあと、南天の実だけが残されていた。

公演が始まってある朝、ベランダの手すりに鳥の糞がついているの気付いた。
丸い形、どこかで見た大きさ・・・・・
南天の実がなくなっていた。
ヒヨドリでも来たのであろうか。

一瞬餌付けを考えたが、
ここは集合住宅。
他の家に糞の迷惑をかけてしまうと、思いとどまったが、
目の前に小鳥が来るには、楽しいものである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする