江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

藤戸 竹喜 展

2021-09-23 00:09:17 | 日記
今、東京ステーションギャラリーで行われている
藤戸竹喜(ふじと たけき)展に行ってきた。

旭川に生まれ育った私にとって
熊の木彫りは見慣れたものだった。
ところが彼の木彫りは、
ただ単にリアリティーの追及と片付けられないものがある。
見ているうちに、熊の体温を感じてくるし
木彫りにもかかわらず
毛の柔らかさを感じ、
思わず触りたくなってしまった。
きっとそういう人が多いのだろう、
とにかく監視員が多かった。

オオカミに育てられた少年の話しという
木彫の絵本のようなものもあったのだが、
全部見終わったときに、
何か一編のドラマを見終えたような感覚に陥った。
それは遺作になった作りかけの熊が
作りかけにもかかわらず妙に存在感があったからかも知れない。
8日間の公演の後で、二人とも身体が重かったが、
心が満たされ、来て良かったとつくづく思った。
図録を購入したが、
写真では、あの皮膚感は出ていなかった。

是非見て欲しい。
26日まで。
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あと僅か

2021-09-16 23:45:23 | 日記
12日に始まった今回の公演も、
あと3日5回を残すのみとなった。
評価は、どうやら良いようだ。
感想を伝えてくれるメールには、
すべて”楽しかった”とあり、ホッとしている。
確かに、段々と観客が増えている。
嬉しい。

公演初日に咲き始めた彼岸花は、今が盛り。
今年の彼岸花の開花は、例年より1週間ほど早いと思う。
昨年までは、ほぼ同じ日に咲き始めていたのだから
やはり今年は、天候が不順だったということか。

2日前からほのかにキンモクセイの香りが漂うようになった。
秋である。
このまま千秋楽を迎えられれば良いのに、
どうやら台風が来るようだ。
土曜日が大荒れになりそうで、心配だ。

どうぞ全国どこにも被害が出ませんように。
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