江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

3月のスケジュール

2015-02-26 00:38:26 | スケジュール
ここには一般の方がご覧になれるものを紹介しています。

2月28日(土)、3月1日(日) 府中郷土の森博物館・大道芸
  今のところお天気の具合では、28日は出られそうです。
  12時半頃から3時半頃にかけて、
  旧郵便局を曲がって梅園に向かって行く途中で、大道芸をする予定です。

3月7日(土)、8日(日) 府中郷土の森博物館・大道芸
  お天気次第ですが、この頃になるとかなり梅も開いていると思います。

3月15日(日) 羽生パーキングエリア・大道芸
  お天気次第で、場所が中庭だったり、館内だったりします。
  時間は、12時~、14時半~、16時~

3月18日(水) 浅草神社・被官稲荷例大祭・奉納芸
  昨年に続いて、三社さんの浅草神社に向かって右側奥にある
  被官稲荷さんの例大祭、
  14時から芸を奉納します。

3月21日(土) 東急百貨店吉祥寺店 江戸の職人展
  7階広場にて、13時~、15時~

3月22日(日) 上野桜木・吉田屋 大道芸
  13時~16時
  雨天中止になります。

3月28日(土) 上野桜木・吉田屋 大道芸
  13時~15時 (前週と時間帯が変わっております)
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アイビー

2015-02-22 23:36:52 | 日記
室内でアイビーを育てている。
もう10年以上になるだろうか。
寒さに弱く、冬になると結構葉を落としていた。
何年か前、窓の下に障子紙を張ったら、寒さが癒えた。
それ以来葉を落とすことも少なくなり、
冬も葉を誇っていた。

それがこの冬、ボトボト葉を落とす。
12月中に外に出したことが原因かと思っていた。
そのうちかみさんが、土が少ないからと言い出した。
持ち上げると簡単に持ち上がるからだと言う。

先日やっと慌ただしさから解放され、余裕ができたので
何気なくアイビーを持ち上げたら、確かにすっぽりと抜ける。
見ると、根が一本もない。
年老いて枯れていく性で、それで根が無くなったと思ったが、
それにしても余りにも見事に根が無さすぎる。
そこで思い出した。
秋にかみさんが虫がいるのではないかと言っていたことを。

アイビーを外に置いて土を掘ってみたら
出るは、出るは、何かの幼虫が。
掘るだけでは埒が明かなくて
新聞紙を広げて土を全部出してみる。
15,6匹はいただろうか。
よくぞこの小さな鉢にこれだけいたものだ。

アイビーは強い。
水につけているだけで根を出していく。
取り敢えずたっぷり水を与えた鉢に挿しておいた。
根付くかどうかはわからないが、
取り敢えず今は青々としている。
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瞬間

2015-02-20 23:49:09 | 人形について
「瞼の母」を向島百花園で上演したとき、
母・おはまがいつ忠太郎を自分の子供と確信したのか、
それがテーマだとブログに書いた。
結局その時はここだという答えを、出せないで終わってしまった。

師匠やある演出家に
人は1年も経てばいろんな経験をするから
芝居への見方や感じ方が違ってくる
だから再演物は、必ず前回とは違ってくるはずだ
と、随分言われた。
今の私から見ると、1週間でも変わると思っている。

向島から3年半も経つと、確かに皆芝居が変わっていた。
行間が豊かになっていた。
それはなぜだか稽古の時より本番に顕著に出ていた。
だからブラジルでの本番中、忠太郎の芝居を観ているうちに
ああ、ここだ
と感じた、
その途端、嗚咽がこみあげてきて、涙が出てきた、慟哭。

おはまが泣いた

そう、おはまが泣いたのだ

思いもよらないことで、それは私にとってもおはまにとってもそうで、
声がセリフにならず、必死に嗚咽を押さえると
そこから出てくるセリフがとても新鮮で、
私はおはまを楽しんでいた。

帰国してから1か月ほどして上野公演に向け稽古を再開すると、
微妙なところが崩れている。
ブラジルに行っているときに微かに引っかかったところもあり
出演者4人で、結構話し合った。
結論を出せないまま本番を迎え、
でもテーマは芝居の実に深いところだから
芝居そのものに大きな変化はない、
相手とのやり取りの中で、お互いの変化を楽しんでいた。

そして千秋楽、
嗚咽がこみあげてきたとき、グッと押さえたら
スッと抜けたような感じがした。
そして出てきた声に
これだ!
余りに絶妙なセリフに
肚に落ちたと感じた瞬間だった。

芝居は生き物だ。
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2015-02-15 18:24:11 | 大道芸
春は、北風にしろ南風にしろ、風の強い日が多い。

昨日、今日と、府中郷土の森に出る予定にしていたが、
昨日は余りの風の強さに加えて気温が低く、無理はしないことに。

今日は、えいやっ と出る。
大道芸は、久しく出ていないと億劫に感じてしまうのだ。
風が午後から強くなると天気予報で言っていたが、
そのせいか人が少ない。
しかも梅はまばらにしか咲いていないし、
サンシュユもほころびだしたばかり。
淋しい。

いつもやっているところは、窪地のせいか風の影響が少なかった。
日差しも暖かく、大道芸としてはなかなか良かったのだが、
だんだん風が強くなり、
一瞬の突風で人形が流されたとたん、
立ち止まっていた人がサッと去ってしまった。
イソップだったろうか、
太陽と北風の逸話を思い出してしまった。

この時期は寒い上空気が乾燥しているので、
手板はすべるし、糸も滑って落とすことがある。
遣いづらいのは十分承知、
でもこの経験が、今の自分を作ったのだと思う。

来週も出られれば良いのだが・・・
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おききたくて

2015-02-14 01:08:30 | 日記
声にして言葉を発することは、なかなか難しいことだと
つくづく思う。

テレビをつけっぱなしにして仕事をしていたら、
耳に飛び込んできたのは
「おききたくて」
という言葉。
終止形にすると「おききたし」になるのだろうか
どういう意味だろうと画面を見ると
なんと
「を、聞きたくて」
との意味だった。

私が修行しているとき
「を」に「聞き」をかぶせるように言う
と、随分教え込まれた。
しゃべることが仕事なのに、
このアナウンサーはそういう訓練を受けなかったのだろう。
そしてこのCMを作ったディレクターも
こういうことに全く意識していないのだろう、
画面に甘えすぎていないだろうか。

言葉はしっかり伝えなければ、

我が身に帰ってくることなのだけれども。
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