江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

みっともない

2021-06-28 00:20:20 | 日記
袖が長いせいかみすぼらしく見える一国の首相が
各国首脳の集まるところで壁の花になっている。

しかも国民には何も語りかけることをしないで
各国首脳の賛同を得たと意気揚々と帰国
その翌々日にはコカコーラが「1年待った開催」とCM
つまりスポンサーは”やる”と知っていて、
既に準備しているし
同日オリンピック関係のイベントに大道芸人の募集があり、
「粛々と準備を進める」とは
何があっても”やる”という決意表明と言うことなのか。
最近政府や大会関係者の発言は、
神経を逆なでするものばかり。

前政権は”経産省内閣”と言われていた。
その経産省は、
情報が漏れないようにと、ドアに鍵をかけてしまった。
ところが戦争中、同様なことがあった。
参謀本部第1部とくに作戦課は、
「作戦計画について外に漏らさず、またその策定について
外からの干渉を排除し、意見を聞く事すらいやがった。」(『失敗の本質』)
その結果作戦が徹底されず、
敗戦を重ねることになる。
経産省キャリアの家賃給付金不正受給は、
ドアに鍵をかけたことが大きく影響しているのではないか。

JOCは、山下が会長になって
オープンだった体制を閉ざしてしまった。
先日経理部の責任者が、自殺に追い込まれてしまう、痛ましいことが起こった。
裏で相当汚いカネが動いているのだろうと思うのだが、
そのことを取り上げるマスコミは、寡聞にして知らないだけかもしれないが、
ない。
これも閉ざしたことで生じたことなのだろう。

前政権から「仮定の話には、お答えしない」と言う常套文句があるが
そんなことを言うから、いざという時にちぐはぐなことしかできない。
オリンピックを開いて、もし感染が拡大したら、
どう責任を取るのだろうか。
まさかそれも地方の保健所になすりつけるつもりなのか。

また、
オリンピックさえ開ければよい、
という考えを持っているのではないか。
いざとなればパラリンピックは切り捨てても良いと言う
もの凄い差別意識を感じてしようがない。
五体不満足の乙武氏は
パラリンピックは無くなれば良い、と言う。
オリンピックでも道具を使っての競技があるのだから、
障害者もオリンピックで競技すればよい、と。
成程と思う。

IOCは、帝国である。
しかも会長はドイツ人、
日独同盟と言うと、なんか嫌な予感しかしない。

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追悼  竹田扇之助師

2021-06-19 01:46:30 | 日記
昨年の11月に竹田扇之助師が亡くなられた。
知ったのは今年の4月。
今年のいいだ人形劇フェスタのガイドブックに
追悼文の原稿を送ったのだが、
フェスタの規模が縮小されて出られなくなってしまったので
ここに追悼の意を表したい。

 初めてお会いしたのは、新宿歩行者天国で大道芸している時でした。
余りにも糸あやつりのことを詳しく知っていたので
「誰だろう?」とかみさんと話していたら
急に踵を返してきて
「獅子のゲソ(足のこと)が軽いので、板おもりを巻くと良いよ」
と的確な助言。
思わず「どちら様ですか」と尋ねると
「竹田扇之助です」と返ってきて
二人、直立不動となってしまいました。

 二度目はフェスタに初参加したとき、
わざわざ楽屋に来られてご挨拶して下さいました。
飛び出したとはいえ、私は元結城座、
(結城座と扇之助さんの竹田座は張り合っていました)
それにもかかわらず丁寧に扱っていただき、
それ以来毎年フェスタに参加すると
竹田練場(扇之助さんの居宅)に伺い、
いろんな話を聞かせて頂きました。
 「わからないことがあったら、何でも聞きなさい」
との有難いお言葉。
お陰様で女形の結髪でタボを豊かにしたときの糸の付け方や
着物を柔らかくする方法、
また鈴木友子さんを通して女形の遣い方を直していただき、
今の私の人形につながっています。
 また「良い人形を創りなさい」とも言われました。
「それには浮世絵をよく見ること。」

 ただ悔しいことに、
突っ込んだことが訊けるほど、
私には実力がありませんでした。
今になって、訊いておけばよかった
ということが出てきています。

 有難うございました。
安らかにお休みください。
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安全 安心

2021-06-14 00:08:15 | 日記
今年になって何度聞いた事か、
誰にとって何が安全?
誰が何に安心するのか。
何も説明がないのは、忖度せよ!というのか。

きっと、オリンピックさえ開催すれば
支持率が上がって政権が安心するし
総選挙で過半数を維持できる安全圏に入ると
与党は思うのだろう。

「安全 安心」 「安全 安心」
呪文のように唱えていると、既視感に襲われる。
「安全、安心の未来のエネルギー」
そう、原子力発電。
唱え続けているうちに
唱え続けていさえすれば
「安全、安心」が得られるような錯覚に陥っていた。
そして原発の水素爆発。
今はトリチウムを「安全、安心」の状態に希釈して
垂れ流そうとしている。
ただし、流す前の計測はしないという。
こうして国民の神経を麻痺させておいて
再処理工場を稼働したときに
トリチウムなどの汚染水を海洋放水しようとしている。
大間のまぐろの価値が下がるだろうな。
漁民のことなんか、考えちゃいない。

データを軽視している。
反対意見は、排除する。
一度上手くいったら、その作戦から抜け出られない。
独創性を嫌い、均一を求める。
これは「失敗の本質」に書かれている
日本軍に見る敗因の一部。
でもこれって、
今の政権、いや、前政権から続く事ではないか。

先日大手町にある大規模接種センターに行ってきた。
予約が2~3割しか入っていないという。
何で64歳以下に摂取させないのだろう。
大手町だったら周りは企業だらけで、
受ける人も多いだろう。

「安全、安心」という言葉に
「安全、安心」を感じてはいけない。
何も言っていないということは、
何もしない、何もできないということなのだから。


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2021-06-10 00:31:18 | 日記
私は雨蛙の鳴き声が好きだ。
学生時代、同級生の実家を訪ね、泊まった時
雨蛙が窓のガラスにびっしりとくっついていて、
感動したのだが、
そんなところだから鳴き声がにぎやかで、
大満足していた。

蛍の話で蛙の話になるのには、実は今夜の体験によるのだ。
三鷹に蛍で有名なところがある。
ただ一度も行ったことがなかった。
それが昨日このマンションの住人から良かったと聞き
早速かみさんと行ってきた。
都心にほど近いこの地で蛍がいるのは、
水がきれいだからで、
近くにはワサビ田もあるほどだ。
人工飼育とは違う。

行ってみると、結構人が出ていた。
教えてくれた人は、捕まえられそうだったと言っていたが、
遠くに、あちらに5,6匹、こちらに5,6匹
といった感じ、
でも光るだけで声が上がる。
飛ぼうもんなら、もう感動、ってな感じ。

久し振りに見た蛍も良かったが、
足元に広がる水を張った、あれはワサビ田になるのだろうか、
そこでしきりに蛙が啼いている。
もう私はそれだけで大満足なのだ。
で、冒頭の話につながる。

バリ島に遊びに行った時
ウブドゥという芸能・芸術の町のコテージに泊まっていたら、
余りに雰囲気が良かったので
灯りを消してお酒を飲んでいたら、
スーと、黄緑色に光る蛍が1匹、ゆっくりと飛んできて、
それが実に幻想的で、
もう30年ほども前の話なのだが、
今も印象に残っている。

1度でいいから、
映画「蛍川」に出てきたような蛍の群舞を
見てみたいと思っている。
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