江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

上越高田

2018-02-24 17:39:23 | 日記
ここに行くのは2度目。
それ以前は、高田ごぜしか知らなかったのだが、
行ってみると、そこの文化度の高さを感ずる。
明治になって第13師団を誘致したことで
町全体が豊かになったと言うが、
師団長官舎に行ってみると、
遊び心のある豊かな造りになっていて、
これはこの地そのものが豊かだったからではないかと思われた。

最初に行ったときの会場は、高田世界館と言う映画館。
現存する映画館で、世界で最も古いものだと言う。
味のある舞台だった。

そして今回は、宇喜世と言う料亭。
築140年になるのだそうだ。
つまり軍隊が来るのに合わせて作られた料亭で、
将校のために特別の部屋が最上階の3階に造られていて、
それが実に贅沢な造りになっている。
そこに丸卓があるのだが、
それが黒柿で作られていて、美しい。
黒柿は、もう今では手に入らない材料だそうだ。

その他水車の部品をうまく利用した部屋を見せてもらった。
そう書くとつまらないものになってしまうが、
趣向の凝らされた実に贅沢な部屋で、
カメラを持ってこなかったことが悔やまれたが、
私が撮っても、つまらない写真になっていただろう。

そのころの将校は、元は武士だっただろう。
武士の教養、哲学、文化度の高さが知れる建物だった。

そこの舞台で人形を遣った。
背景は、六曲二双の松が書かれた屏風が張り付けてあり、
丁度松羽目のようだった。
ちょっと照明を工夫して、
演目によって際立たせるようにしたが、
私たちの目にはとても美しかった。

ここで人形が遣えたこと、
それだけで充分幸せだった。
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今日の大道芸はお休みします

2018-02-18 13:06:06 | 日記
陽射しが強いのですが、気温が上がりません。
また風が強く、
今日は厳しいと思われましたので、
休むことにしました。

井の頭公園で大道芸をしていたころ、
風が無く陽射しがあれば、
10℃くらいでも充分大道芸ができると
わかりました。
イベントならそれを目的に来ている人が多いのですが、
自主的な大道芸では、
風が強くなると、人は立ち止まらないのです。

去年は暖かく、今頃満開でしたが、
今年はもの凄く遅くて、
見頃は3月になってからでしょうか。

3月をお楽しみに。
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縁側

2018-02-17 00:41:10 | 日記
昔ながらの縁側のある家にあこがれている。
縁側に座って、日永一日のんびりと人形を作っていられたら
どんなに幸せかと思う。

ただ現実は違うし、
今更それを求めるのも、年齢を考えると
なかなか無理なものがある。

「縁側ネコ」という猫がいるらしい。

私は猫が苦手だ。
まず身勝手なところが、どうも好きになれない。
修業していたところに猫が一匹いた。
食事当番になると、
それまで見向きもしなかったのが一変して、
私の足元に身体を摺り寄せる、
それがどうも許せなかった。

もしかしたら、ライバルだったのかもしれない。
大島からクサヤが届くと、
猫より早く私が騒ぎ出し、
骨までしゃぶりつくす。
そう、猫にしてみれば、私はライバルだったのかもしれない。

今は家畜もペットもごちゃまぜになっているが、
猫は家畜だった、と、私は仮説を立てた。
じゃあ、どういう意味で家畜だったのか。
そこが分からなかったのだが、
「縁側ネコ」と言う言葉に出会って、腑に落ちた。

飼い猫でもなく、野良猫でもなく、
人になつきつつ地域に暮らすネコ。
こんな猫が縁側にいるだけで、
農作物の食害が防げるのだそうだ。

猫は縄張り意識が強い上、
大きな野生動物に対しても果敢に攻撃する。
その猫によって、野生動物が畑に近づかなくなるのだそうだ。

そう、猫は家畜だったのだ。
もっとうまく付き合った方が良いと言うことなのだろう。

これを知って、猫を見る目が変わってしまった。
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梅まつり

2018-02-12 23:40:20 | 日記
昨年の今頃は、満開だった。
甘い香りに包まれ、
時折花びらがシートの上に舞い落ち、
それはそれは良い雰囲気だった。

打って変わって今年は、二分咲にもなっていないだろうか。
それを知ってか、お客さんもまだまだと言ったところ。
ところが昨日の暖かさを受けて、
今日は人形を遣っている2時間半ほどの間に
随分と開花していた。
多分今度の週末辺りから見頃になるだろう。

昨日は曇っていたけれども気温が高く
今日は気温は下がったが陽射しがたっぷりあって、
大道芸日和だった。

片や日本海側は、
これでもかと雪が降っている。
福井の知人に様子を尋ねると、
雪かきにおわれ、
いくら掻いても次から次へと降り積もる様子に
思わず笑い出したら、
近所のあちらこちらで笑い声がしていたそうだ。
事故も伝えられている。
春はもう少し、
不便は続くかもしれないが、
御無事だけを、祈っています。
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日比谷

2018-02-10 23:50:03 | 日記
今日の日比谷、開口一番「今日の衣裳はアルマーニ」
と言ったとたん、大爆笑。
日比谷は銀座と隣り合わせにある。

しかしこの校長はいったい何を考えているのだろう。
「服育」といって、服装も教育の一環と言う。
一見もっともと思えるかもしれない。
マスコミもその値段ばかりに目が行っている。
しかしそれだけでよいのだろうか。

校長が選んだのはアルマーニ。
西松屋でもユニクロでも、銀座のテーラーでもない。
結局ブランド品を着ている子は良い子と言うことなのか。
格差を助長するだけで、
こんなの教育でも何でもない。
ただ自分が在籍している間に、
泰明小学校をブランド化しようとしているだけでないか。
それは、自分の名が残るからだろう。
言語道断だ。

文科省は、日教組を切り崩すため
「昇級」と言う切り札を作り出した。
そしてその頂点として校長の絶対化を敷いた。
その結果、教育現場に階級社会が生まれ
上意下達でしか動かない状態になっているように見える。
生徒が悩みを訴えても動けないのは
それに対応するマニュアルが無いからでないか、
イジメによる自殺を隠すのは、
校長のメンツにかかわるからでないか、
外から見ていると、そう思えてしようがないのだ。
教育が破たんした。
その一端が、たまたまアルマーニになって表れたのだ、
大学入試の正答間違いも、そこにつながるかもしれない。

もの凄い危機感を感ずる。
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