江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

10月のスケジュール

2016-09-28 00:33:27 | 日記
ここには一般の方がご覧になれるものを紹介しています。

10月2日(日) 鬼平江戸処 大道芸
 時間: 12時~、14時半~、16時~
 場所: 東北道上り線羽生PA 中庭 (雨天場合は屋内で)

10月15日(土),16日(日) 名古屋・中区 大須大道町人祭り
 15日 13時~ チェザリ前
    15時~ 大須演芸場
    17時40分~ 浅間神社
    19時~ 浅間神社・魑魅魍魎絵巻「風説 マクベス(仮)」

 16日 11時40分~ 浅間神社
    13時40分~ チェザリ前
    15時40分~ チェザリ前
    18時~ 浅間神社・魑魅魍魎絵巻「風説 マクベス(仮)」
  
  さて今年は「マクベス」だそうです。洋装を縫うなんて慣れていないし
  それ以上にデザインをどうするか、この1年四苦八苦してました。

10月21日(金)~23日(日) ヘブンアーティスト in Tokyo
  変更がありました。
  またマスコミへの発表が10月初旬ですので、その後お知らせします。
 

10月30日(日) 上野公園・大道芸
 時間: 14時~16時
 場所: すり鉢山
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秋津洲(あきつしま)

2016-09-22 00:51:18 | 日記
”あきつ”は、トンボの古名。
秋津洲は、大和もしくは日本を指す。
それだけトンボが良く飛んでいたのだろう。
私の生まれ故郷旭川も、よく飛んでいた。
車を走らせると、フロントが死骸で一杯になった。
それほど飛んでいた。
が、
激減してしまった。
農薬が撒かれ、池が潰されていったからだろう。
東京では、滅多に見かけることはなくなってしまった。

それがだ。

ここのところの雨続きで、駐車場に大きな水溜りができた。
今朝車を出そうとしたら、
番いのアキアカネが何組も水溜りに群がっている。
シオカラトンボまでいる。
いったいどこから舞い降りてきたのだろうか。
しばらく見惚れていた。

かみさんの田舎では、お盆の頃のトンボは”オショロサマ”と呼んで
ご先祖様を運んでくるものと言われている。
何年か前お盆に帰った時、港の防波堤の突端まで行ったら、
まるで海から沸き立つように
無数のトンボが飛んできた。
それは、壮観だった。
まさしくご先祖様を運んできたと思える光景だった。

多分トンボが減ってきていることを気にする人は少ないだろう。
でもね、と思う。
何せ日本は秋津洲なのだから、なくなっては日本でなくなるのだ。

減ったものにツバメがいる。
糞が嫌だからと、巣を取り払ってしまう。
わが最寄駅も取っ払ってしまった。
クレームがついたのだろう。

でも”罰当たり”と言いたい。
ツバメが巣を作る家は、繁盛すると言われている。
にもかかわらずあちこち取ってしまうのだから、
景気は良くなるはずはない?

お伊勢さんは飛び交っていた・・・
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お月見

2016-09-16 22:56:37 | 日記
昨日は十五夜だった。
天気予報では曇りだったが、
見事な月を愛でることができた。
もちろん酒を楽しみながら。
雲がかかる様も、又良し。

もともと日本人は十三夜を祝っていたらしい。
旧暦の9月13日、来月だ。
十五夜は中国の習慣を朝廷が取り入れてから始まったのだそうだ。
月は日本人にとって畑作をつかさどる神様で、
太陽は稲作に通じるのだそうだ。
(天照大神は稲作とともに来たのだろうか)
そして十三夜は、その年の豊作を感謝する祭りで、
里芋をお供えしたのだとか。
朝廷は無理やり十五夜を祝うようにしたが、
なかなか定着しなかった。
定着するようになって、
それまでの感謝が、畑作から稲作に代わり、
しかし十五夜のころはまだ稲は収穫されていないから
稲穂の代わりにススキを、
里芋の代わりに米粉で作った団子をお供えするようになったのだとか。

でもなんで十三夜だったのだろう。
今の感覚だと中途半端な感じがするのだが。
不確かだが満月は明日のはずだから
十五夜と言いながら十三夜を愛でているのだろうか。
大潮の時に大地震が起きやすいと
先日研究発表があったが、
そんなことを昔の人は身体で感じ取っていたのだろうか。

自然の中での五感が鈍くなった現代の日本人には、
とても理解できない感覚なのかもしれない。
月に住むウサギがモンスターだったら
ゲームに夢中になっている人も月を眺めることになるだろうに・・・
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演ずる

2016-09-13 23:29:05 | 日本の文化について
独立し、大道芸を始めてしばらく経った頃、
あるホールからの依頼で舞台公演を行った。
私たちの大道芸を見てファンになった人がその公演を見て、
感想を述べたそのひと言は

「観客が観客を演じている」

ある公文協関係者が集まった席で人形を遣った時のこと、
舞台から見て観客がもの凄く固くなっているのがわかった。
どうやっても柔らかくならない。
人形に興味が無いこともあるかもしれないが、
それより周りの反応を気にし過ぎてのことと思えた。
会館や劇場を運営している人が、そんな見方をしていてどうするんだ!
私はついその後のシンポジウムで叱ってしまった。

いつも不思議に思うのが、開演前の禁止事項の羅列。
話すな、食べるな、電話は電源を切れ、撮影禁止、
挙句は「舞台に近寄らないように」
ここはストリップ小屋じゃない・・・・

私は、この禁止事項の羅列も観客を固くする原因の一つだと思う。
だから私どもが主催の公演で禁止事項を言ったことはないし、
それで携帯電話が鳴ったことは、今のところ、ない。
子ども劇場などでは主催者の慣例を尊重するけれども、
「私たちは何でも有りですよ」と伝えることにしている。

海外で公演すると、劇場が市民権を得ているのがよくわかる。
それに引き換え・・・と思った時
これはもしかしたら文明開化の副作用なのではないかと気付いた。
芝居が演劇になり、芝居小屋が劇場になり、
西洋の人々に恥じぬようにと、それまでの慣習を諌めた。
まだ地方に歌舞伎や人形芝居、神楽などが残っているところは
見方が柔らかいが、
過疎化によって、それも覚束なくなってきた。

そして当たり前のような禁止事項の羅列
劇場から足が遠のくのも納得してしまう。

なんとかしなければ。
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福井 最後に

2016-09-07 23:18:20 | 日記
私の生まれ育った旭川は、屯田兵が開拓し軍都として発展したところ、
神社の祭りは実につまらないものだった。
それだけに、日本各地の祭りを知るにつけ興味は深まり
出来るだけ国内を回ろうと考える様になった。

今回僅かながら福井県内を回れたのは、
台風の接近がどんどん遅くなったためで
インターに入る前に、丸岡城まで立ち寄ることができたのだ。

このお城は、残っている天守閣の中で最も古いものだそうだ。
小さく、そして素朴で、なかなか良い風情だった。
城から眺めた街に、城下町の様子は見てとれなかったが、
時間に余裕があって、ゆっくり歩いて回り、
町の”におい”といったものを感じられれば良かったと、残念だった。

ただ、お城の裏にある蕎麦屋で食べた”おろしそば”は、
辛くて美味かった。

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