江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

9月のスケジュール

2011-08-30 22:09:11 | スケジュール
ここには、一般の方がご覧になれるものを紹介しております。

9月2日(金) 人権フォーラム in 2011
 場所:新宿駅西口広場イベントコーナー
 時間:9時半~、11時~

  18日(日) 越谷イオン
 詳細未定
 分かり次第お知らせします。

  24日(土) 房総のむら
 詳細未定
 分かり次第お知らせします。
コメント (2)
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山道

2011-08-29 23:15:12 | 日記
私は山道を運転するのが好きである。
30年ほど前城崎から鳥取に抜ける道を走ったことがある。
車のすれ違いもままにならないような細い道だったが、
峠に差し掛かったときに視界が開け、眼下に群青の日本海が開けたときは感動した。
そして山を降りるといつの間にか小さな漁港に入り、また山に入っていく。
その変化が楽しかった。
何年かして同じ道を行ったが、産業道路の姿を変えて、
昔の面影は丸でなかった。

最近では、四万十川沿いを走ったときが面白かった。
すれ違う事ができなくて、信号機付きの交互通行の箇所があったが、
そこで10分ほど待たされたとき、川の流れの音、木々を渡る風の音などが
妙に心に響いて、待たされているのを忘れてしまうほど安らかなひとときだった。
ここも丁度拡幅工事をしている最中だったので、今では面影もないかもしれない。

この夏は、平谷村から南信濃まで国道418号線を走った。
ここは売木村までが狭い山道で、久しぶりに良いコースだった。
平谷峠に達した瞬間に広がる視界、
そして途中で何度か出会う滝。



昼間だったので野生動物にこそ出会わなかったが、
楽しいドライブだった。

南信濃から飯田市までの山道は、5年前に鹿に出会ったところ。
と思って楽しみに走り出したが、
この5年で随分道はよくなり、野生動物に出会いそうな道はなくなっていた。
飯田市まで1時間足らず、
以前より30分ほど短縮していたが、山道好きには物足りないものになっていた。
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亀山そこでの話

2011-08-28 23:35:13 | 日記
無事亀山公演を終えた。
行きも帰りも渋滞にはまり、夏休み最後の土・日を改めて思い知ったが、
舞台は結構綺麗に仕上がったと思う。

もちろん地方に行けば、地元の美味しいもので一杯といく。
そして私たちは魚が好きなので、それを求めた。
海はすぐそこにあるのだから。
ところがここの名物は、ホルモン焼きという。
ホテルで教えてもらった居酒屋へ。
確かにメニューには地魚がない。
また地酒もない。
店主に尋ねると、
「中途半端な土地なんです。山が海に迫って、良い川がある訳でないし」
でも何か地元の漁師料理か何かあるのじゃないの?
店主は搾り出すように答える。
「地元の人は誰も魚を獲らないですよ」
えっ?
「海が汚くって。隣が四日市ですから」

四日市の公害は知っていたが、周辺まで大きく影響しているとは考えなかった。
福島の原発を思う。
秋刀魚がだんだん南下しているのに、全然安くならない。
福島以南は獲らないと言う。
そういえば釣り好きの甥っ子は、東京湾の魚は絶対に食べ無い。
腹をさばくと、余りに臭いからだと言う。
海辺の汚染は私たちが知らないだけで、相当進んでいるのかもしれない。

「豚のボツ焼き」というのがあった。
はらみともう一種類を味噌漬けにしたものを焼いたものだが、
八丁味噌が効いていて、なかなか美味かった。
ツボ鯛の開きも美味しかった。
しかしこれは静岡産。
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8月26日 双葉町支援のイベント

2011-08-26 22:39:08 | 日記
旅行業界は大変な状況にある。
とりわけ海外からの旅行者を相手にしている旅行会社は、
原発爆発で相当な打撃をこうむっている。
何とかしなければという思いと、被災地に何かできないかという思いから
生まれたのが、今日のこのイベント。
主催は THE J TEAM という旅行会社
何度かお世話になっている。

いろいろ模索した結果、双葉町の皆さんを東京観光に招待することになった。
午前中3コースに分かれて観光した後、JICAに集まって食事やゲーム
体験コーナーやらステージショウを楽しんでもらおうという企画。
もちろん全員持ち出し。
さすが旅行会社と思えるのは、ノルウェーやドイツ、ニカラグアやドミニカ、
コロンビアなどの大使館が10数カ国協賛している事。
多分今までにないイベントになったのではないだろうか。

私たちは僅か15分の持ち時間だったけれど、
先月騎西高校に行ったときよりずっと盛り上がり、ホッとした。

それに腰の調子も随分戻ってきたし・・・・
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平成の大合併

2011-08-24 23:22:20 | 日記
南信濃村が飯田市と合併したのは5年前、
その時からいいだ人形劇フェスタに参加し、その1回目に私たちが公演した。
今回が2回目。
5年前はものめずらしさもあってか、大勢集まったし、大人が多かった。
今年は小さな子どもを連れた家族が多い。
しかも夏祭りの縁日が目的なのか、端から私たちに背中を向け、
ずっと話し込んでいるお母さんがいる。
子供たちも食べる事や遊ぶ事に夢中。
この5年でなにがあったのか、様変わりについていけない。

冒頭館長さんの挨拶がある。
「伝統を受け継ぐ事を学び、霜月祭りに反映させたい」
この言葉が気になった。
ここ遠山郷は、霜月祭りという湯掛けの神楽が各神社に伝えられている。
神楽面は実に面白く、一度実際に祭りを見たいと思っていたが、
マスコミで紹介されて観光客が増え、地元の人も見られないほどになったと聞いた。
ところが昨年、祭りを休んだ神社が初めて出たという。しかも2つも。
「一度休むと、復活できないでしょう」
あれほど見たいと思っていた祭りが、消えていく・・・
「後継者がいないのです」
合併する前は、この村に2200人ほどの人口があった。
この5年間で1600人にまで減ったのだそうだ。
村役場に勤めていた若い人たちは、皆職場が飯田市内になったので
家族ごと引っ越していった事が大きいという。
残ったじじ、ばばも、高齢ゆえ一人減り、二人減り・・・
またしても「限界集落」という言葉が脳裏を掠める。

ここの郷土料理は”ジンギスカン”
村内に2軒肉屋さんがあって、それぞれ特徴ある味付けをしているそうだ。
交流会は野外。
ガスコンロを並べると、手早く炒めだす。
皆慣れた手つきに、感心してしまう。
「ここでは人が集まるとジンギスカン。しょっちゅうやっているから」
鹿肉も食べると聞いた。
「猪もあるよ」
食べてみたいと思うが、今回は豚と鳥。
美味い。
炒めてくれたのは、民宿の若旦那。
「まだ独身なんです」
家業は女将さんがいないとうまく行かない、
両親は心配しているそうだが、
「先日鹿とぶつかって、車の修理に30万ですよ」
話はそれた。

合併して5年、今の状況を誰が想像できただろうか、
なんか日本の末端神経が、ズタズタになってきているような気がしてきた。
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