江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

梅雨の戻り

2011-07-30 23:23:21 | 日記
「梅雨の走り」があるなら、「梅雨の戻り」があっていいのでは。
北の高気圧と南の高気圧のせめぎあいから生まれた梅雨前線のような前線、
梅雨末期のような集中豪雨、そしてこの涼しさ、
まだ7月末、思い出してみるとこの頃まで梅雨が続いた年もあったような気がする。

今日やっと近所で油蝉が鳴いた。
ここは毎年都心より遅い。
隅田川を挟んで両国と上野では、蝉の分布が違うのだそうだ。
ここは余り油蝉は鳴かず、すぐにミンミンゼミに代わってしまう。
たかが蝉だけれども、こうやって聞き比べてみるのも一興である。
でも、分布の違いはどこから来るのだろう。

3月の大震災で、地軸が少しずれたそうだ。
地球温暖化の原因は、今は二酸化炭素一色に染まっているが、
21世紀に入る前後では、地軸のずれという説が唱えられていた。
私は氷河期と氷河期の間、つまり「間氷期」の底に向かっているのではないかと
何の根拠もなく想像しているのだが、
地軸のずれの及ぼす影響は、もしかしたら早すぎる「梅雨明け」や、
今回の「梅雨の戻り」に出ているのかもしれない。
とすると、季節感は変わる?
気付かないうちに少しずつ変わっていくのだろう、きっと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歩く姿

2011-07-29 23:18:53 | 日記
若い女性を見ていて、歩く姿の綺麗な人が少ないように感ずる。
一般になで肩よりいかり肩が多いように見受けるが、
いかり肩の中でも両肩が前に突き出て、極端な話し、胸を底にUの字形になっている
人を結構見る。
そうなると猫背になり、骨盤も上向きになって
歩くとき踏み出す足の膝が曲がったままになってしまう。

もっと気になるのが手の振り方。

そういえばこの間、全く手を振らずに歩く若い男性を見た。
右手右足が一緒に前に出るナンバという歩き方でもなかった。
やはり肩が前に突き出ていて、ダラリと腕をぶら下げた状態で歩いていた。
リュックや何かを背負っているわけでなく、
どうしたらこういう歩き方になるのだろうか。

若い女性の場合、腕を後ろに振るとき手の平が上に向く人がいる。
しかも手首に力が入っていないから、振られた手の平はピッと跳ね上がる。
その人の真後ろを歩くと、
下品な話だが、
オチンチンをなで上げられるような危機を感じる。
こういう手の振り方は、男には見られない。
どうして女性に多いのか、
不思議だ。

人の歩く姿に興味を持つようになったのは、武智鉄二の本を読んでからだ。
以前にも書いた事があるが、
日本人の歩き方は、後ろ足で蹴って前に進む、
だから後ろから見ると後ろ足の裏がはっきりと見える。
ところが西洋人は、蹴らずに重心を前に移動させるから、足の裏が見えないそうだ。
それを確かめようと、私の前を外国人が歩いていると、つい足の裏を見てしまう。
ところが、結構足の裏が見えるのだ。

それがあるとき、地下鉄のあるホームで、不思議な歩き方をする白人男性を見た。
しばらく観察してその歩き方を真似しようとしたが、
僅かな時間ではとても無理だった。
それ以来人の歩く姿がとても気になるようになった。

いかり肩で両肩が前に突き出ている人は、
肩甲骨を背骨に沿って下に押し下げるようにすると、姿勢はよくなるだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

訃報

2011-07-28 23:23:50 | 日記
三世 三増紋也師匠が亡くなられた。
江戸曲独楽の第一人者だった。

私たちが新宿伊勢丹の前のホコ天で大道芸していたとき、
伊勢丹の人に声を掛けられた。
てっきり「止めろ!」と言われると思ったら、
伊勢丹に出演して欲しいとのことだった。
喜んで出たら、師匠とご一緒した。
今から15年ほど前のことである。

その時私も若かった。
つい師匠に対抗心を持ってしまった。
ところが全く叶わない。
当時御年70になられるのに、
仕草が柔らかくて、艶がある。
芸に色気があって、お客をぐいぐい引き込んでいく。
どうしたら色気が出るのだろうかと、結構思い悩んでしまった。
日舞を習う?
女遊びをする?
そんな芸人今もごまんといるけれど、色気のあるのは見当たらない。
師匠の年齢ぐらいが最後ではないだろうか。
師匠に出会えたことは、私の宝である。

感謝と共に、安らかなご冥福を祈るばかり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月のスケジュール

2011-07-27 21:51:07 | スケジュール
ここには一般の方がご覧になれるものを紹介しています。

8月4日(木)~7日(日) いいだ人形劇フェスタ
 4日(木) 平谷村合同庁舎 交流ホール
  時間:15時~
  問合せ:0265-23-3552 (平谷村総務課)
  人形劇団ばんび とジョイント公演です

 5日(金) 南信濃学習交流センター 野外ステージ
  時間:17時~
  問合せ:0260-34-5111 (公民館)

 6日(土) アップルタウン伝馬町2 (善勝寺研修ホール)
  時間:11時~
  問合せ:0265-24-0420 (善勝寺)

 6日(土) アップルタウン銀座4 大道芸
  時間:17時10分~
  問合せ:0265-22-1822 (長沼薬局)

 6日(土) 舞鶴で過ごす大人の時間
  時間:19時~
  問合せ:0265-22-0121 (割烹 舞鶴)
  今田人形座、人形劇団ぽけっと とのジョイント公演です
  飲食付き

 7日(日) 伊豆木天満宮
  時間:10時~
  問合せ:0265-27-2032 (公民館)
  伊豆木人形クラブ とのジョイント公演です

8月8日(月) 喜多方発 21世紀シアター
  場所:福島県、喜多方市 染織工房れんが
  時間:11時半~
  問合せ:0241-24-4611(実行委員会)
  喜多方プラザにて、被災された方に無料チケットを配布しています。
  21世紀シアターは、5日(金)~8日(月)まで
  料金:フリーパスは4000円、他あり、問合せを

8月15日(月) 横浜にぎわい座
  時間:14時~
  問合せ:045-231-2515 (にぎわい座)
  出演: コント山口君と武田君、テツandトモ、三増れ紋、そして
  新作:江戸糸あやつり人形・浪曲 コラボレーション
     怪談「牡丹灯籠」  浪曲師:瑞姫(たまき)

8月19日(金) 長島 愛生園 公演
  場所:岡山県瀬戸内市邑久町虫明
  時間:13時~
  問合せ:0869-22-3762 (喜之助フェスティバル市民実行委員会)
  ハンセン病療養所になります

8月20日(土)~21日(日) 喜之助フェスティバル
  場所:瀬戸内市邑久町・邑久コミュニティセンター 和室
  時間:連絡があり次第お知らせします
  問合せ:0869-22-3762 (喜之助フェスティバル市民実行委員会)

8月27日(土) 亀山こども劇場
  場所:三重県亀山市 亀山市青少年研修センター 集会室
  時間:18時半~
  問合せ:0595-83-3534 (亀山こども劇場 ただし月・火・金のみ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギャラリー さくら

2011-07-24 23:44:46 | 日記


なかなか味のある空間だった。
ストリートビューを見て、これは女形が合うと思った。
元は空き家で、床は抜け、雑草が生えているようなところだったそうだ。
大家は人に貸す気はなかったそうだが、良い店を捜していたこのギャラリーの
オーナーに会ったとたん貸す気になって、しかも内装までしてくれたとか。
天井が高いのが良い。
そして窓を開けると、川を渡る風がよく抜けて涼しい。
その窓も味がある。



窓から見える川は、妙正寺川。
すぐ近くの妙正寺の湧き水が源流。
だからよく澄んでいる。
したがって染めに良い。
このあたりは日本3大染めの地の1つと呼ばれているところ。
江戸友禅はここで生まれていた。

日曜日まで紅型染めの展示があった。
この紅型染めも、このギャラリーの2軒隣で作られたもの。
紅型展として展示しているものと、店の展示品とまぎれてしまうところもあったが、
これはこれから修正されていくだろう。
プラリと立ち寄る人も多く、着物が初めてという人にも取っ付きやすい。
これから成長していくと期待している。

因みに8月の企画展は、手拭だそうだ。


ギャラリーさくらは
西武新宿線、都営大江戸線「中井」駅から徒歩4分
上落合2-17-4
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする