江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

12月のスケジュール

2013-11-29 23:21:35 | スケジュール
ここには一般の方がご覧になれるものを紹介しています。

12月1日(日) 小石川後楽園 紅葉まつり
 時間:13時~、15時~
 お天気は良いようですが、15時からの部は
 陽が陰って寒くならないか、ちょっと心配

12月5日(木) 文京区シビックセンター
 開演:18時半~
 場所:小ホール
 丸一仙翁社中の会。会の名前を聞くのを忘れました。

12月26日(木) さいたま子ども劇場 例会
 会場:さいたま市与野本町コミュニティセンター 第1・2会議室
 開演:14時~
 問合せ:048-762-6679(さいたま子ども劇場)
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歴史を知る

2013-11-25 00:41:22 | 日記
結構歴史に関する書物を読むことが多い、
と言っても結局は人形、とりわけ糸操りの歴史につながるであろう
そういうものになってしまう。
背景を知るため、宗教に関するものも読む。
今は「出雲大社」(千家和比古、松本岩雄 編  柊風舎 刊)を読んでいる。
”大和朝廷にとっての、表の伊勢、裏の出雲”なんていう解釈が面白い。
日本人の宗教観の変遷に政治が絡んでいる。
なんだか昔の話しではなさそうな・・・

「NHKさかのぼり日本史 とめられなかった戦争」(加藤陽子・著)
も面白かった。
私が高校生だった頃に、近・現代史が教えられない歴史の授業が問題になり、
さかのぼるように授業を進めてはどうかという意見があった。
今の時代とは、どうしてできてきたのか、
それはとても大切なことなのだ。
だから結構あの戦争の時代が気になるのだ。
ところが資料が廃棄されていて、わからないことが多い。
陸軍はほとんど焼却した。
海軍は結構残したらしい。
しかも証言録まで作っている。
しかし美化された部分もあるらしいが。

歴史というと、今から過去のことだけが対象と考えられがちだが、
実は未来も対象なのだ。
将来我々の子孫が彼らの時代を考えるとき、
今我々が残していく物が、子孫にとって価値ある資料となるのだ。
捻じ曲げるのではない、
素直なものを残そうではないか。
そう考えたとき、秘密保護法案が問題になってくる。
これを進めようとしている人たちは、
多分に歴史に対して
自分のやってきたことに後ろめたさがあるのだろう。
暗号なんてものは、60年も経たないうちに、
否それよりもずっと早いうちに解かれてしまい、
無意味なものになるだろうに、
後生大事に取っておこうとしている。
そこに進化しようとする意識が感じられない。
60年目の出雲大社の遷宮では、
いろんな資料が出てきた。
なのに、
60年経っても何も資料の出てこない法案を通そうとするとは。
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150個

2013-11-16 09:26:06 | 日記
今年も干し柿を作った。
150個
皮を剥くのに3時間。

3年前から福島の柿を購入している。
支援という意味もあるが、
東京のは高い上、収穫期が10月とあって、早すぎる。
10月では気温が高すぎるし、雨天が多く、一度腐らせてしまっている。
3年前国見で見つけて、しかも安くて、これだ!

剥いたばかりは綺麗だが、
1日経つともう黒ずんでくる。
写真写りはよくない。
でもあと1週間ほどで食べられる。
楽しみだ。
軒下一杯に吊るされた柿を見ると
なぜか心が満たされてくるのだから、不思議だ。
コメント (3)
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もうすぐ3年

2013-11-15 00:51:59 | 日記
今年は何回福島に足を運んだのだろうか。
来年も足を運びたいと思う。

小学校を回ってきた。
原発事故後、その1つの校舎の屋根は、放射線量測定器の針が振り切れたそうだ。
生徒数も、3分の2に減ってしまった。
今年の1年生はいない。
来年は何人か入る予定だが、
校長先生の話しによると
震災後3年経つと、学校が荒れるのだそうだ。
それはこれまでのほかの震災で、出てきたデータだと言う。
石の上にも3年
我慢の限界ということなのだろうか。
そうならないようにカウンセラーが入っていると言うが、
子どもたちがどう感じているのかは、
私には分からなかった。

甲状腺異常の子どもの数が、福島県から発表された。
でも全国で調べない限り、福島が飛びぬけて多いかどうかは分からない。
それにもかかわらず、国は調べようとはしない。

子どもだけではない。
大人も不安を感じている。
白鳥が戻ってきた。
ちゃんと幼鳥を連れてきている、
だから今までと変わらないのではないか、
つい楽観的に考えてしまう。
そう考えたくなってしまう。
でも本当のところは分からない。

いわきから郡山に抜ける阿武隈山地は、
それは見事な紅葉だった。
日光のそれはおかしいと言うのに。
でも、そのところどころでは放射線量は高いのだろう、
そのギャップに混乱してしまう。

汚染水は大丈夫だと言う。
私からすれば、原発は大丈夫だと言うのと同じに聞こえる。
そして秘密保護法案、
これで良いのだろうか。
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難しいけれど

2013-11-07 23:22:26 | 劇評・他
あなた、非常識ね!
かなり強烈な非難だ。
言われてしまったら、なかなか立ち直れないかもしれない。
「そんなの常識!」
とは、よく日常会話で使われる。
でも、本当に常識なの? と思うことがままある。
常識とは難しいものだ。

「江戸絵画の非常識」(安村敏信著 敬文舎刊)
は、改めて常識を問うきっかけになった好書だった。
江戸絵画における13の常識を取り上げ、
果たしてそれが、本当に常識なのだろうかと疑い、
その常識が”生み出されていく”過程を探っている。
資料が少なく、推測の域を出ないものもあるが、
かといって直感だけに頼って言っているのではない。
丁寧に資料を探って、最大限の根拠を提示している。
そこに読み手を引き付ける面白さがある。

翻って日本の演劇を見ると、
常識に絡め取られている感じがして、
それ以来一歩離れてしまっている。
何の仕事も同じだと思うが、
常識と言われながら実は単なる思い込みにとらわれると、
新しいことは生まれない、
創造的な活動ができなくなってしまう。
思い込みかそうでないかは個人の判断でしかないが、
常識に疑問を感じるその感性は、
日常生活の中で育てていくしかないのではないかと、
私は思っている。閑話休題

江戸時代に関する本を読んでいて、いつも気になるのは
「江戸」と一括りに言っているけれども
江戸と、京や大坂では大いに違うこと、
それがごっちゃになっていて、良く分からなかったりする。
この本は、そこのところをはっきりさせていて、
その意味でも面白かった。
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