江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

渋谷区の英断

2015-03-30 23:42:37 | 日記
夫婦の在り方は様々だ。
いまだに”家”にこだわっている人が政界を支配し、
夫婦別姓ですらなかなか認められないのだが、
私の周りには、私も含めて夫婦別姓で20年、30年と
生活しているカップルが沢山いる。

また男同士での事実婚のカップルも、いる。
20年以上一緒に生活しているだろうか。
それを考えると、渋谷区の決断は遅い、
と言う人もいるかもしれないが
全国で最初なのだから、
称賛に値する。
頑迷固陋の反対意見に屈することなく
少しずつでも全国に広がっていくことを望んでいる。

それにしても、いつの間にマイナンバーができたのだろう。
政府は、国民を管理することしか考えない。
息苦しいし、気持ちが悪い。
話題は預金の監視に絞られているが、
GPSのみならず、カードを使えばすべてチェックされるのだから
権力者は、我々の行動をすべて監視できるようになるのだ。
これは大変なことだ。
行動パターンを分析して、商品開発につなげるなんて言っているけれども、
経済発展と言う名目のもと、国民を管理し、集団催眠にかけるわけか。
どうして誰も反対しないのだろう。

さて、庶民の間では、タンス預金が増えると言われているが、
裏金がたっぷりな政治家は、
きっと抜け道をいっぱい作っているに違いない。
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4月のスケジュール

2015-03-29 19:07:11 | スケジュール
ここには一般の方がご覧になれるものを、紹介しています。

4月4日(土) 吉田屋商店・ヘブンアーティスト大道芸
   時間:13時~16時
   場所:「上野桜木」の交差点
  天気予報では雨模様ですが、どうなりますか。
  ここには枝垂れ桜の幼木が2本あって、多分この頃に満開になるかと。

  5日(日) 東北道・羽生上りパーキングエリア
   時間: 12時~、14時半~、16時~
   場所: 中庭 (雨天時は館内)

  11日(土) おかちまちパンダ広場・ヘブンアーティスト大道芸
   時間: 14時~16時
   場所: 御徒町駅南口を出てすぐ

  12日(日) おかちまちパンダ広場 ヘブンアーティスト大道芸
   時間: 14時~16時
   場所: 上記の通り

  18日(土) 上野公園・ヘブンアーティスト大道芸
   時間: 14時~16時
   場所: かえるの噴水前(西郷像を御徒町方面に降りたところ)

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芽吹くとき

2015-03-26 00:36:49 | 日記
この時期は楽しい。
我が家の狭いベランダを見ているだけでも、うきうきしてくる。
次から次へと芽吹いてくるのが、見ていて楽しいのだ。

”銀座の”柳が芽吹いた。
芽吹いたばかりの葉は、羽根つきの追羽根のような形をしている。
そして数ある枝の中で1本だけ、花をつけた。
花を見るのは初めてだった。
でもなんでこの1本だけなのだろう。

20年近く前に小学校で公演した時、
サクラソウの鉢植えをお土産にもらった。
それから毎年目を楽しませてもらっていたが、
鉢を替えないからだんだん勢いをなくし
とうとう数年前に姿を消した、
と思っていたのだが、なんと今年花が咲いた。
確かに弱々しい。
でもなんで復活したのだろう。

東京の桜開花宣言の日、
我が家近くの桜は、まだ蕾は固そうだった
そう思った時、
何気なく足元に目をやると
根元に花が。
桜の持つ華やかなイメージから遠く、
誰に気付かれることもなくひっそりと佇む。
こんな桜花もいいもんだ。

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芸を奉納する

2015-03-20 00:32:14 | 日本の文化について
「遊動論」と言う本によると、
神道の基本は土地神なのだと、柳田國男は考えていた。
だから、明治政府が国家神道に統一することに、反対していた。
統一することによって神道そのものが乱れるだろうと予想していた。
実際、土地神を祭っていた神社が、数千と言う単位で潰されたのだそうだ。
そして徴兵制で第1次産業の大事な担い手を兵隊にすることで
農村は崩壊していくと、彼は考えた。
現在全国に広がる限界集落や、消滅危機都市は
実は明治政府の政策に、端を発しているのかもしれない
と、私は思ったりする。

我が家の周りを見ると、
畑はどんどん潰され、住宅が新しく建てられていっている。
そしてその周りは、ゴミの投げ捨てが目立ってくる。
土地に根差した生活があるわけでないから、
その心が表れてくるのかなと、思っている。
もちろん祭りはない。
祭りの必要性なんて、誰も考えないだろう。

神道が土地神を祭るのだから、個人の拠り所にはならない。
だから仏教は神道の隙間を埋めたので、
一気に広まっていったという説がある。
日本人にとって神道も仏教も、必要不可欠なものだったと言えるのだろう。

私は江戸の芸を継承している。
けれども私は、江戸っ子ではない。
そこになんとも落ち着かない気持ちがあった。
そんなところに、芸能上達の神様の被官稲荷に奉納しないかと
浅草の土地神様を祭る浅草神社からお声を掛けて頂いたときは、嬉しかった。
少し”江戸”に近づけるかと期待したからだが、
2度目の今年も、まだぎこちない。
奉納の経験は被官稲荷だけではないのだが、
目に見えない神様に向かって遣うというのは、
妙に緊張するものである。
これも、続けることが大切なのかもしれない。
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異質な組み合わせ

2015-03-17 00:13:59 | 日記
土曜日は、ある高級スポーツ車の愛好クラブで人形を遣った。
ここの会長さんが私たちを見て、直接声を掛けて下さったのだが、
車の名前を聞いて、ホテルのパーティ会場で、
しかも「黒髪」も観たいとあって、
私は少し驚いた。

会長さんは私たちに気を遣って、
乾杯は私たちの公演が終わってからと言う。
でも1時間近くもお預けを喰うのはつらいことだ。
先に乾杯をしてもらうことに。

落ち着いたところで登場
と言っても決して颯爽でもなく
かっこいいMCも「待ってました」の掛け声もなかったけれども
実に素直によく見てもらえ、人形を遣っていて楽しかった。

中にレースのドライヴィングインストラクターがいらして
「このクラブは文武両道だ」と言ったのが
この時の雰囲気を良く現わしていると思う。
「運転することと、人形を遣うことは相通じることがある」
とも言った。
実は私も修業時代からそう思っていた。
だからか、運転は好きだ、うまくはないけれども。

プロのレーシングドライバーもいて、いろんな話をしていたが、
自動車レースは好きで、結構テレビで見ているので
興味は尽きなかった。

また、とある国際レース用のエンジンを開発している人もいて、
実はその人のメーカーとこのクラブの車は別なのだが
そんなこと一切お構いなしなのが
このクラブのよいところかもしれない。

この夜は刺激的で楽しいひと時になった。
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