江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

府中郷土の森博物館

2019-02-19 00:10:41 | 大道芸
毎年梅まつりの期間中、大道芸に出させてもらっている。

梅を背に、
陽射しが柔らかく暖かくて
しかも甘い梅の香りがしようものなら、
人形を遣っていてこれ以上の幸せはないと思ってしまう。
時折梅の花びらが舞い落ちてくるのも風情だ。

ここは私どもの自由にさせてもらえるから、
思う存分たっぷりと人形が遣える。
それもまた幸せに感じるのだ。

もちろん実入りは投げ銭のみだし、
陽が陰ようものなら一気に寒くなるし、
風が加わろうものなら
人はサーッと引いていく。

大道芸人、殺すに刃物はいらぬ。
三日も雨が降ればいい。

小沢昭一さんは大道芸に対して
天候などに左右される、その危うさがあるから
魅力を感ずるのだろう
と言っていたが、
もしかしたら私は、
私自身がその危うさを楽しんでいるのかもしれないと
思い始めている。

そんなことを感じさせてくれるここ郷土の森に感謝!
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2 コメント

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Unknown (中野)
2019-02-19 02:48:50
先日の日曜日、郷土の森で鑑賞させていただきました。

ありがとうございました。

ほんとに素晴らしくて未だ興奮冷めやらぬ、今もなお眠れず。
こんなに心踊るような気持ちになって、食い入るように何かを鑑賞したのが久々でした。
インターネットで操り人形を調べていたら上條さんのページに辿り着くことができました。
獅子舞の演目が終わりに差し掛かる頃に気付き、見れなくて残念と思いましたが、獅子舞に噛んでいただいた後女性の方に伺ったら5分後にまたやりますよと教えていただいたので、次の回で全部見る事ができました。

微笑ましさや愛らしい所作がその小さくてはかない人形から表現されているのがたまらなく感動したのです。そして上條さんの佇まいやふるまいも言葉で表せないほど美しく、最後獅子舞が噛んでくれた時も獅子舞を通してみんなの健康や幸せを祈ってくださる上條さんの気持ちをいただいたようで心温まる一時でした。

今回見せていただいて、あらためて人間の感覚って素晴らしいものだなぁと感じました。おそらく1ミリ違えば別の表現になってしまうような細かい世界なのだと思います。細かくて小さい中に無限で自由な表現が広がっている。演目には共感できることもいっぱい散りばめられていて、見る物をこんなにも楽しませてくれる。日本が誇る最高の伝統芸能だと思いました。

またお目にかかれる日を楽しみにしております。
本当にありがとうございました。
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Unknown (上條 充)
2019-03-28 23:09:17
コメントを有難うございます。
気付くのが遅れ、大変失礼しました。

また大変なお褒めのお言葉、
気恥ずかしくなってしまいます。
有難うございました。

またご覧いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
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