江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

不思議な子

2024-08-01 18:41:20 | 日本の文化について
子連れの家族が近所に引っ越ししてきた。
朝、顔を合わせたので挨拶したら
その子は私を見て
「あっ、おじいさん」
!・・・・確かに。

その子は、エレベーターホールに出ると
反響を楽しむように、声を出す。
アー アー アー アー
低いほうから高いほうへ
でも西洋音楽の音程ではない。

保育園に通い出した。
歌を習い始めたら、この子はどうなるのだろう。
しばらくすると声を出すことが少なくなった。
先日、久しぶりに鼻歌を歌っていた。
最初何の歌か分からなかった。
聞いているうちそれが唱歌「たなばたさま」だと分かった。
音痴?
でも、と思う。
西洋音階は世界共通語になっているけれども
世界中の音階をすべて西洋音階に当てはめることは
無理なのではないかと思う。
もしかしたら言語によって音階の取り方が
違ってくるのではないか。
授業で西洋音階しか教えないのは問題かもしれない。
私の場合「春の海」を教わったが、
確かこれは西洋音階で作曲されていると思った。
このままでは
現代っ子はますます日本独自の音楽から遠ざかってしまうだろう。

それはともかく
この子がどう成長していくのか、
楽しみである。
コメント
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