江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

1月のスケジュール

2015-12-30 00:25:53 | スケジュール
ここには一般の方のご覧になれるものを、紹介しています。

1月6日(水) みんなとオレンジカフェ
 場所: リーブラホール(みなとパーク芝浦1階)
 時間: 13時30分から
 費用: 200円
 問合せ: 03-6435-2323 (特定非営利活動法人エブリィ)
  認知症初期の方やそのご家族のご相談を受けるとともに、交流の場
  となっています。予防と早期発見など医療と連携して、人にやさしい
  地域づくりを目指しています。ですから港区在住の方に限らせて
  いただきます。

1月9日(土)、10日(日) さいたま新都心大道芸フェスティバル
 11:30~ コクーン1 マーケットモール
 13:30~ コクーンシティボードウォーク1
  時間と場所は、両日とも同じです。

1月16日(土)、17日(日)舞踊集団菊の会 アトリエ公演
     「初春に舞う」 
 16日(土) 14時半~
 17日(日) 11時~、14時半~
 会場: 菊の会スタジオ (新宿区西落合2-21-23)
 料金: 指定席 5000円  自由席 4500円
 予約・問合せ: 03-5983-6001

1月21日(木) 「外国人モニターツアー 江戸糸あやつり人形」
 会場: 小石川後楽園・松原(雨天の時は涵徳亭)
 時間: 10時半~

1月24日(日) 羽生PA 鬼平江戸処 大道芸
 時間:12時~、14時~、15時半~
 場所:東北道上り線羽生PA、中庭もしくは屋内
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車というもの

2015-12-28 00:28:38 | 日記
私は人形を遣うことを生業にしているせいか
機械とは、人が動かして何ぼ、と考えている。
車もそうで、
我が愛車はオートマチック車だけれども、
それはマニュアル車が無かったから仕方が無く購入したのであって、
オートマチック車ながらシフトダウンは常に使っている。

最近の自動車事故の記事を読んでいると
事故原因がアクセルとブレーキを間違えたというのが多く、
これだけ多いと、構造的欠陥なのではないかと思えてくる。

自動衝突回避や自動縦列駐車ができるのは、
科学技術というところで凄いことだと思うが、
運転する面白さを捨ててはいないかと思う。
車を売るため運転免許試験を簡単にしているのではないか
と思えるほどひどい運転する人を見かける。
免許取得は、厳しい方がいいのだ。

今各社自動運転の開発に力を入れているが、
コンピューターにエラーが発生したらどうなるのだろうか。

地磁気の磁極が移動して、日本に近づいているのだそうだ。
そうすると、日本でもオーロラが見られるようになる代わりに、
日本全体で大停電が起こる可能性もあるし、
コンピューターが狂う可能性もあると言う。

人形はシンプルな方が表現が豊かだったりする。
車の運転は表現活動とも取れ、
運転者はそういう意識をもっと持つべきだと思うのだが・・・
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訃報

2015-12-24 23:37:54 | 日記
夕刊を開けて、わが目を疑った。

国本武春さんが亡くなった。

何度か舞台でご一緒したことがあった。

浪曲に詳しい人から、
もし浪曲と共演するならば、彼しかいないだろうと言われていた。
年齢が近く、実力がある上応用力もあるからと。

ある時控室で彼にそんな話をしたら、
彼自身何度か人形との共演を経験していて(私も1回見たことがある)
その経験から
「人形より私が目立ってはいけないと思うようになり、
今は共演をしないようにしているのです」
との答えだった。
ただ私は、企画さえしっかりしていれば大丈夫だと思っていたから
いつか共演できるだろうと、
折りに付け企画を模索していた。

それも叶わぬ夢になってしまった。

浪曲界は、宝を失ってしまった。
残念で仕方がない。

ご冥福を、心から祈るばかりである。
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冬至

2015-12-22 23:47:40 | 日記
1年で最も昼の長さが短い日、
明日からは1日ごとに昼の時間が長くなる
それを一陽来復と言って、
昔の人は、この日から1年が始まると考えていた。

日本人の1年の始まりの捉え方は3通りあって、
1月1日から始まるという、今では普通になった捉え方、
そして今書いた冬至から始まるというとらえ方、
3つ目が、立春から始まるというとらえ方で、
節分が大晦日に当たる。
その様子が、狂言の『節分』に良く現わされている。

一陽来復の信仰は古くからあったようで、
”天の岩戸”伝説もこれが元になっているそうだ。
旧暦では冬至は11月にあるので
歌舞伎は11月に顔見世興行を打ち、1年の始まりとした。
その名残で新暦になった今でも11月に顔見世興行を打っている。

そして驚くことに
クリスマスも冬至を祝う祭りが元になっているという説もあるそうだ。

洋の東西を問わず冬至は、1年の区切りになる日だったのだろう。

明日からは日脚もだんだんと短くなる。
逆に寒さは厳しくなるが、
木々は春に向けてエネルギーを貯めるとき、
時々に自然の流れを感じるのは、良いことだ。
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高田世界館

2015-12-17 00:04:46 | 日記




104年前に劇場として建てられたところを映画館に改装し、
いろいろな波に揉まれながら現在に至っているそうだ。

昔の劇場らしく窓を開けるとかなり明るくなるのだが、
映画館らしく照明設備は乏しい。
ところがその乏しい照明で舞台を照らして観客を迎えると
観客からは一様に感嘆の声が漏れた。
何とも言えない雰囲気が生まれていたからだろうが、
これも劇場が持つ”味”というものだろうか。

古い劇場には、幽霊が住んでいるという。
いくつもの芝居がこなされていくうちに
登場人物が染み込んでいくのだろうか。

浅草に常盤座という劇場があった。
取り壊されるその直前に舞台に立つことができたが、
埃だらけの2階席から舞台を見た時、
大勢の観客に囲まれているような錯覚にとらわれてしまった。

改修される前の大須演芸場に出た時も
2階にある楽屋から2階席に回ってみた時も
染み込んでいる何かを感じた。

そしてここも、何かがありそうなのだ。
こういう劇場は、舞台に立っていて、楽しい。
お客さんも、全体から生まれる雰囲気を、
全身で楽しんでいたようだ。

良い劇場だった。
これからもいろんな人に育てていって欲しいと思う。





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