江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

正月飾り

2012-12-30 23:28:08 | 日記
我が家は狭いにも関わらず、
正月飾りが多い。
毎年30日に飾り付けている。

車と倉庫の飾りは、いつの間にか私の役目になってしまった。
車はともかく倉庫は1坪のを3つも借りていて、
それぞれに鏡餅を置くところを作らなければならないから
1時間ほど掛かってしまう。
この忙しいときに、とも思うが、
最後に手を合わせると、自然と新年を迎える気持ちになるから不思議だ。

来年もまた、車も倉庫もふんだんに使用するだろう。
よろしく頼みますよ。
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1月のスケジュール

2012-12-30 23:02:55 | スケジュール
こちらには一般の方がご覧になれるものを紹介しています。

1月3日(木) 房総のむら 大道芸
 時間:10時~、13時半~
 場所:辻広場

1月27日(日) 伝統の技と味展
 時間:13時~、16時~
 場所:きゅりあん7階 イベントホール
    (JR大井町駅前)

2月1日(金)~4日(月) 向島百花園・公演
 私たちにとって恒例となったこの公演、今回が8年目になります。
 詳細は年が明けてからお知らせします。
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この1年

2012-12-28 00:26:01 | 日記
この不景気な年、今年はとても暇な一年だと思っていた。
だから持ち物の整理や人形のメンテナンス、
新作をじっくり考えることができるものと、思っていた。

確かに2月公演が終わった後、少し倉庫を整理することができた。

ところが嬉しいことに、浅草の奥山参りや松本歌舞伎など
思いがけない仕事が、暇だと思われた月に入った。
またネットでのライブの同時配信など(実は1,2秒遅れるのだ)
自分の頭では発想できないことも経験できた。
そして自分の母親が入院・手術、とてもお世話になった人の急死など
有難くないけど自分が関わらなくてはならないことが起きた。

ともかくあわただしい一年だったし、今も追われている。
来年3月までに、3つの企画に3体の人形を新たに作らなければならない。
まだどれも手付かず。
どの企画も、時間に余裕があるものと思ってきめたこと。
はて間に合うのかと、ちらりと不安も感じる。
処理能力がだんだん落ちてきているのかもしれない。
が、着実に目の前の仕事からこなしていく、
それしかないのだ。
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息遣い

2012-12-26 00:26:28 | 日記
今朝、昨日公演した奈良から電話があった。
「あんた、『黒髪』遣こうとるとき、息止めてるんか」
(奈良弁の表記は、随分好い加減)

この人は、自身人形を遣っていて、かつ中国の人形劇に造詣が深く、
本を書いているぐらいの人。

公演の前夜、食事を共にしながら私たちの人形について、
いろいろ質問してきた。
歴史から人形の遣い方、大道芸などについて一生懸命答えていたら、
なんだか気に入ってもらえた。
ただ、私たちの人形を、一度も見たことがない。
そして「人形劇がつまらない。観る気も起きない」と繰り返していた。

当日は仕込からずっと私たちを見ていた。
さてどんな感想をもたれるのだろうと思っていたら
全ての演目が終わったとき、挨拶のため舞台に立たれ
なにを話されるのかと思いきや、
のっけから「黒髪」の話しになった。
「動きを抑えて人形を遣うのは難しい。
しかもそれを魅入らせるのは、もっと難しい」
確かに小さな子どもも含めて客席は、とても静かに集中しているようだった。

そして今朝の電話。
「息は止めていません。
人形に合わせて、深いところで息をしています」
改めて自分の「息遣い」を思い返していた。

「黒髪」が変わったと自分でも感じたのは、「都鳥」を創った後だった。
といっても、決して悟ったわけではない。
踊りは難しい。
だから伝統芸として伝わっているのは、三番叟と獅子舞だけだ。
その理由は、宗教儀式につながるから。
あとは義太夫狂言の中の踊り。
だから私は純粋な踊りのみにこだわっているのかもしれない。

「いいものを見せてもろうた。
またわしの中の人形劇に対する心に、いい風を送ってもろうたわい」
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”しわ”とは

2012-12-22 01:19:05 | 日記
師走の”しわ”とは、「しわ寄せ」の”しわ”ではないかと、
最近思うようになった。

ビザンチン帝国の皇帝が、戦争中に武官に指示を求められ
”予期せぬことが起こると予期せよ”
と言ったそうだが、
まさしくその通りで、
ここのところ予期せぬことが立て続けに起こっている。
結局やらなければならないことがどんどん先送りされ
只今しわ寄せの中でもがいている。

それにしても、と思う、
日本の危機管理能力のなさは。
この”予期せぬことが起こると予期せよ”
これこそ危機管理の原則で、
「活断層ではない」と言い続けること自体が
危機管理能力のなさを示している。

それにしても、と思う、
私の危機管理能力のなさは。
予期せぬことが起こっても対応できるだけの余裕を持つべきなのだが、
貧乏人のさもしさからなのか
常にバタバタしていなければ気がすまない状態になってしまっている。
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