江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

干し柿

2023-11-30 00:19:45 | 日記


我が家の年中行事の干し柿作り
今年は昨年より1週間遅くなってしまった。

柿は福島県産。
震災後の福島支援で学校公演に行ったとき
そこは蜂谷柿で作るあんぽ柿で有名な国見町
原発事故で生産中止となった蜂谷柿が安く売られていて
迷うことなくコンテナごと購入してしまった。
それ以来ずっと福島の柿を購入し続けている。

今年は暑い日が続き柿の葉がなかなか色付かなかったため
収穫を遅らしたと聞いている。
写真の左側が蜂谷柿、右は大平種柿
蜂谷と大平種では収穫時期が違うのか、
我が家に着いた時
熟柿になった蜂谷が例年以上に多かった。
余りにも多いので柿ジャムを作ってみようと思い立ち
始めたのは良いけれど、失敗。
思った以上に渋い。
熟柿をそのまま食べた以上に渋さが際立つ。

さてどうしたらよいものか。
おふろの残り湯に浸けて置くと渋がぬけると聞いた。
熱を加え続ければよいと思ったが、だめ。
焼酎に浸けると渋が抜けるとも聞いた。
ちょうど我が家に飲まないウィスキーがあったので
それを入れる。
うーん、だめだ。
渋柿も放っておけば熟柿になるように
しばらく放置すると甘くなるかもしれないと思い
今は鍋ごと放置している。

さてどうなるのでしょう。

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上野の秋

2023-11-25 01:06:28 | 日記
年内の旧吉田屋商店での大道芸は、23日で終わり。
暖かくて人通りもそれなりにあったのだけれども
思いのほか立ち止まる人が少なかった。
人形を遣っていて、
何かすっきりしない空気が漂っているような感じがして
もしかしたら戦争や政治が影響しているのかもしれない。

会場に着く前に公園でミニ弁当を食べる。
前に座ってお湯を沸かしていた(多分)ホームレスの人と目が合い、
ついいろいろ話を聞く。
するとポケットからキャラメルを2粒取り出し渡してくれた。
「甘いのを食べて、頑張って」
私たちが大道芸に出ている時、何度か会っている。
有難く口に入れる。
この甘さが心をほっこりとさせてくれる。



帰り、西日に照らされたモミジがあまりにも奇麗で、
ついスマホでパチリ。



最初と最後が良ければ、今日はすべてよし!
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大道芸

2023-11-16 22:04:32 | 大道芸
海外での大道芸の経験は、結構あるのだけれども、
体当たりで行なったのはウィーンの2か所だけ。
シュテファン通りとシュテファン寺院前の広場。
驚いたことに人形を遣っている間、
ずっと小銭がざるに投げ込まれる音が続いていた。
ブラジルでは受け入れ団体にお願いして
大道芸の場所を探してもらった。
どうやら使用許可が必要だったようだ。
サンパウロ、リオデジャネイロ、ベレンなど
ボリビアはサンタクルス、ペルーはリマで。
どこもとても印象深くて、
一つ一つが一つの記事になるくらいだ。

大須大道町人祭にはコマタンという
22歳になる曲独楽の芸人が出演しているが、
彼は16歳から海外に出て、独楽一筋で渡り歩いてきたという。
だから技術はしっかりしているうえにリズムが良く、
スキがない。感心してしまう。
世の中にはすごい人がいるもんだと思った。

するとイタリアで一緒だった岩崎圭一というマジシャンの記事を見つけた。
残念ながら彼のステージを見ることはできなかったが、
その後イタリアのテレビ番組でマジシャンコンクールがあって
彼が優勝したと知り、感心した。
ちょっと猫背、いつもにこにこしていて、人の好さが前面に出ている。
その彼が『無一文「人力」世界一周の旅』という本を出した。



路上でマジックを披露しながら、
自転車や手漕ぎボートなど「人力」で世界一周を目指して旅を続ける姿を
描いたノンフィクション
と記事にある。
写真はインドのコルカタでの様子。

海外では
ラジカセをかけながら踊っていたら、
そのラジカセを取られてしまったとか、
私の場合一演目終わるたび一番前で見ていた靴磨きの子どもが
投げ銭用のざるの中を覗きに来たりしていた。
彼はどんな経験をしてきたのだろうか。
興味のある方はどうぞ本を読んでみてください。
幻冬舎刊 1980円
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パレスチナに平和を

2023-11-07 00:30:13 | 日記
2001年3月、パレスチナとイスラエル・アラブ地域を公演して回った私は
パレスチナへの思いは強い。
子どもたちが可愛かったのだ。



だからハマスがイスラエルを攻撃したことに絶句してしまった。
何があったのだ?
日本国内で入る情報以外で、
何かイスラエルが仕掛けたものがあったのだろうか。
人質を取ったとニュースが流れると
何やってんだ、と怒りすら覚えてしまった。
ハマスのガザ地区での支持率が下がっているから
との情報もあったけれども
そんなことでこういう悲惨な状況になることをするだろうか。

私が行ったときは、第2次インティファーダの最中、
ただイスラエルの首相に強硬派のシャロンが就いたばかりで、
お互い見合っていて、
ポコッと穴が開いたような平和な時だった。
最初の公演地ハイファでは、
イスラエル人とパレスチナ人共同の国際婦人デーが
催されていた。



公演予定地の入り口には戦車が封鎖していたのだが、
我々一行が行くとなぜか封鎖が解除されていて
すべての予定をこなすことができた。



行って初めてわかったことだが、
ユダヤ人と我々は言うが、
ユダヤ教徒を指すのであって
アラブ人の顔をした人もいれば、白人系の人もいる。
パレスチナ人の中にも白人系と見える人もいて、
私たちには区別がつかなかった。

ガザには行かなかった。
ともかくインティファーダの合間を縫っての強行軍である。
危険と思えることはともかく避けたのだ。

イスラエルのパレスチナ支配の特徴は、
ともかく生活できなくすること
これに尽きると思う。
難民キャンプを封鎖するときは、
建物の屋上にある給水塔を戦車の機関砲でぶち抜いてしまう。
ガザ地区では、3つある井戸をまず潰す。
そして収入源であるオリーブの木をブルドーザーでなぎ倒してしまう。

イスラエルには世界で最も優秀な諜報機関が3つあると聞く。
でも、と思う。
なんでハマスの1000人もの大部隊がすんなりと攻撃できたのだろうか。
諜報機関は何をしていたのだろう。
ハマスの中にきっと潜入しているだろうに。
侵攻の3日前に、エジプトからイスラエルに警告が伝えられていたとも聞く。
そしてそれまでまとめられなかった内閣を
侵攻後すぐに戦時挙国一致内閣が出来上がってしまう。

ホロコーストでなぜ600万人ものユダヤ人が虐殺されたのか、
シオニストやユダヤ教の長老の協力あったことが一因としてあるという。

ともかく停戦させねばならない。
このままだとガザ地区北部が
イスラエルの新たな入植地になってしまう。
すでに西岸地区はボロボロになってしまっている。

パレスチナから帰って半年間ほど
私のパソコンはウイルス攻撃にさらされた。
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韓国・チョンジュ 大道芸

2023-11-03 00:49:14 | 大道芸
韓国での1週間は、幸せなことにすべて天候に恵まれた。
そして日曜日は大道芸。
会場はレストランの前の駐車スペース。
こんなに人が集まるとは思いもしなかった。



本来なら通訳付きで人形の解説も行い
最後に獅子で頭を噛んで回り30分に収めるのだが、
ある出演者が、どうしても15分オーバーするというので
私の方で詰めることになった。
私の後はグレゴ氏
ますます人は増えて、
レストランの入り口を完全に塞いでしまっている。



予定通り進み2回目の準備を行っていると、
なんと2回目は中止という。
レストランの店主が、客が入らないからやめてくれと
怒っていたのだという。
えーっ、私たちのせいですか?
関係者一同、異口同音に口にしていた。

プログラムを見てやってくる人もいるだろうからと、
写真撮影に応じることになったのだが、
どうもそれだけではつまらない。
グレゴ氏の演奏に合わせて人形が踊るのはどうかと
提案し、Swing,swing,swing をやることにした。

人形を持って会場に戻ると、
まだ時間があるからとベンチに座っていた責任者が
譲ってくれた。
そこで人形を座らせると、ちょっと良い感じ。



写真は責任者とグレゴ氏で、記念にと撮ったものだが、
人形だけだと自然と人が集まり
なんか良い雰囲気になる。
何故かは、わからない。

1回目の会場に近いところで写真撮影に応じていたグレゴ氏と合流。
適当なところでコラボを始めるが、
これがまた楽しい。
観客も盛り上がる。
ところが残念なことに、私のネタ不足で
3分も踊っていると振りが出尽くしてしまい、
後は同じ振りの繰り返し・・・
でも良かったのか、
1曲でやめようと思ったら、主催者がもっとやれと、あおる。

その後人形に通りを歩かせる。
いろんな人が写真を求める。
並ぶだけでなく、いろんなポーズをとる。
時には背中に乗って・・・
遊びに来た人たちにとっては、予期せぬハプニング。

楽しかった。
でも、疲れた~


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