姉を殺害したアスペルガー症候群という発達障害を持った男性に対して、
懲役16年の求刑を超える懲役20年の判決が出た。
その理由が、母親らが被告との同居を断り、
被告の障害に対応できる受け皿が社会にないとして、
「再犯の恐れがあり、許される限り長期間内省を深めさせることが
社会秩序のためになる」
とされた。(毎日新聞による)
母親は、事件当時施設に入っていたそうで、
同居を断ったことを単純に非難することはできないようだ。
男性は、引きこもりになった原因が姉のせいだと思い、
恨みを募らせて犯行に及んだとされる。
何が問題かというと、
社会に受け皿がなく再犯の恐れがあるから、刑務所に閉じ込めておけ
という内容。
この発想は、精神病患者を鉄格子の中に閉じ込めたり、
ハンセン病患者を隔離した歴史とダブって見えてしまう、とても危険なものだ。
刑を重くする前に、社会に受け皿を作るよう働きかけるべきであり、
このままでは発達障害者に対して、差別を助長させるものになってしまう。
こんな判決が出るとは、とても信じられなかった。
裁判所から、基本的人権の意識が消えてしまったのか。
懲役16年の求刑を超える懲役20年の判決が出た。
その理由が、母親らが被告との同居を断り、
被告の障害に対応できる受け皿が社会にないとして、
「再犯の恐れがあり、許される限り長期間内省を深めさせることが
社会秩序のためになる」
とされた。(毎日新聞による)
母親は、事件当時施設に入っていたそうで、
同居を断ったことを単純に非難することはできないようだ。
男性は、引きこもりになった原因が姉のせいだと思い、
恨みを募らせて犯行に及んだとされる。
何が問題かというと、
社会に受け皿がなく再犯の恐れがあるから、刑務所に閉じ込めておけ
という内容。
この発想は、精神病患者を鉄格子の中に閉じ込めたり、
ハンセン病患者を隔離した歴史とダブって見えてしまう、とても危険なものだ。
刑を重くする前に、社会に受け皿を作るよう働きかけるべきであり、
このままでは発達障害者に対して、差別を助長させるものになってしまう。
こんな判決が出るとは、とても信じられなかった。
裁判所から、基本的人権の意識が消えてしまったのか。