江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

10月のスケジュール

2012-09-28 00:00:26 | スケジュール
ここには一般の方がご覧になれるものを、お知らせしています。

10月7日(日) 新宿芸術天国
 14:00~ 小田急百貨店 大階段広場
 15:45~ 京王百貨店店頭

10月13,14日 名古屋・大須大道町人祭
 13日(土)
   12:40~13:20 浅間神社
   14:40~15:20 チェザリ前
   16:40~17:20 万松寺
 14日(日)
   11:40~12:20 浅間神社
   13:40~14:20 チェザリ前
   16:05~16:50 万松寺

10月20,21日 三茶 de 大道芸
 20日(土)
   13:00~13:30 あい・あいロード
   15:30~16:00 エコー仲見世
   17:00~17:30 ゆうらく通り
 21日(日)
   13:00~13:30 あい・あいロード
   15:00~15:30 エコー仲見世
   16:30~17:00 ゆうらく通り

10月27日(土) 二人会「信」
藤山晃太郎(古典奇術)と杵家七三(三味線演奏)の二人会にゲスト出演
 会場:nicofarre (港区六本木7-14-23 セントラム六本木ビル地下1F) 開演:16時(開場は30分前)
 料金:前売り¥4000 当日¥4500
 問合せ:049-298-3961(和妻悉皆屋)
   舞台をライブ配信します。
  http://www.wazuma.jp/shin.html
   又この公演の宣伝動画をアップしています。
  http://www.nicovideo.jp/watch/1348483467

10月28日(日) ヘブンアーティストTOKYO(上野公園)
 12:00~12:30 竹の台(太陽の庭)
 15:00~15:30 公園入口
コメント (2)
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スケジュールの変更

2012-09-22 22:18:04 | スケジュール
9月29日に予定していました下町風俗資料館での大道芸は
都合によりキャンセルいたしました。
申し訳ありませんが、どうぞご了承下さい。
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風通し

2012-09-22 00:00:59 | 日記
1週間ほど実家に帰っていた。
北海道はもう秋、と涼しさを期待していたが、
東京とさほど変わらぬ暑さに閉口してしまった。

実家は窓を閉め切っていた。
私の東京の棲家は開けっぴろげにしているので、
締め切って風通しの悪い家は、どうも居心地が悪い。
ベランダの窓を開ける。
ところがレースのカーテンが、そよとも動かない。
部屋にこもった熱が抜けないので、扇風機を窓に向けてまわす。

次の日もベランダの窓を開ける。
ちゃんと網戸になっているのを確かめ、
反対側、北向きの窓を開けると風が流れると知り、そこを開ける。
多少熱が抜ける。

その翌日、滅茶苦茶暑かった。
もうたまらないと思い、玄関を開けっぴろげにする。
流石に熱が抜け始めるが、どうしてもベランダ側のカーテンが、
そよとも動かない。

どうしてだろうと考える。
考えても埒が明かないから、窓に近づいて観る。
そして、愕然とする。
なんと、網戸の外に、
もう一枚窓があって、閉まっていた。

網戸の外にまた窓があるとは・・・・
それだけ年寄りには寒さがきついということか。

僕が帰ってしまってもときどき開けっぴろげにしたほうが良いよ、というと、
不安だから嫌だという。

老女が二人、締め切った部屋で熱中症に罹り亡くなっていたという
痛ましい事件を思い出していた。
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スケジュールの変更

2012-09-08 22:49:51 | スケジュール
9月15日、吉田屋商店を予約しておりましたが、
用事が出来ましたので、キャンセルすることにしました。
どうぞよろしくお願いします。
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2012-09-06 23:32:05 | 劇評・他
カヤックというものを、一度はやってみたいと思っている。
朝もやの濃い静かな湖面を、滑るように進む絵を想像したりする。
ただ、この年齢から始められるものかどうかは知らない。

神田川を舟で行くというテレビ番組を、何度か見た。
その中で、「橋はくぐるものなんだ」という言葉があって、印象に残った。
私の生活の中に「川」はない。
我が家の前に、近くの泉から湧き出た小さな流れがあったが、
蓋で閉じ込められ、今では遊歩道になっている。

江戸というところは、川と密接に発展してきたところだという。
その重要な川の1つ、小名木川沿いで生まれ育った川田順造の
「江戸=東京の下町から」(岩波書店 刊)を読んだ。

”江戸に橋は多いと言うが、「はし」なんて3つしかない、後は皆「ばし」だ”
なんて落語のマクラを思い出した。
小名木川が隅田川に注ぐ河口近くに高橋という橋が架かっているが、
これは「たかばし」と呼ぶのだそうだ。
その近くに鰹塚が建っているという。
信じがたいが、この辺りは江戸時代、鰹節が製造されていたそうだ。
そこで鰹に感謝し、霊を祀るために塚が建てられた。
そういえば、クジラも同様だ。
全国の捕鯨の盛んなところには、必ず鯨塚がある。
この発想は、外国人には理解されにくいようだ。

小名木川は、銚子に揚がった魚や、行徳に集められた材木などを
江戸に早く運ぶために作られた運河だそうだ。
今の地図を見ると、東京湾を回ってもさほどの違いはないように思えるが、
干潟が大きく、遠回りしなければならなかったのだろうか。

この小名木川の周辺に人が集まるようになり、生活排水が流れ込むようになって
なんと、嬉しい副産物が生まれたという。
それは、うなぎ。
この川などが天然の養殖場になった。
そういえば「四谷怪談」に、砂村(今の江東区北砂辺りか)でうなぎを獲ってくる
話が書かれているが、それで納得した。
江戸前うなぎの供給地はこの辺りだったのだ。
ただし、今は獲れない。

川から江戸を見つめるうちに、明治以降の皇室の生活慣行にも話が移っていく。
明治以降のそれは「平安時代までの要素と、19世紀のイギリス王室の生活慣行との
奇妙なつなぎあわせの上に成り立っている」と。
婚礼などの場での皇族の服装は束帯や十二単だが、
「他の多くの場では、第二次大戦の敗戦まで、イギリスも敵国として戦っていた時期
も含めて、軍装の大礼服をはじめ19世紀のイギリス王室を模倣した服装」であって、
「裃、紋付羽織袴、留袖、振袖など、江戸時代の礼服は着用せず、舞楽や相撲は
観るが、武家の式楽であった能は排除され、短歌は詠むが俳句は作らず、茶の湯は
たしなまず」
それでいて競馬やサッカーに「天皇賞」はあるのだ。
ご存知の通り競馬もサッカーも、発祥地はイギリスなのだ。
この指摘には、目から鱗が落ちる思いがした。
寡聞にして知らないだけかもしれないが、天覧歌舞伎というのを聞いた事がない。
野球のことは何度もニュースに流れているのだが。


面白い。
日本の抱える複雑さを示すものか。

川から江戸を眺めたとき、いろんな物が見えてくる。
本を手にしたとき、出版社がなぜ岩波書店なのか疑問に思ったのだが、
納得したし、何より読み応えは充分だった。
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