江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

盗む

2022-10-04 01:41:40 | 人形について
以前にも書いたかもしれないが、
修業時代、よく「芸は見て盗め」と言われた。
今の時代、「教わらないと判らない」とよく聞く。
確かにそうとも思うのだが、
教わるとき、
教える人が教えようとすることを
教わる人がしっかり見ているかというと
そうでもない。
私がそうだった。
師匠に「お前はどこを見ているんだ」と
何度も言われた。
多分、基本的なことを身に付けていないと
教わるにも、教われない。
ところが独立してしばらく経つと、
師匠や先輩たちが言っていたことが
様々なところで思い出される。
新しく胴を作って糸穴を開けるとき、
カシラののど木に焼き鏝を挿す時など様々なときに
師匠はああ言っていたな、
先輩はこう言っていた、と。

大道芸に出始めたとき、
観客に「雪斎に遣い方が似ている」と言われたことがある。
雪斎とは私が”大先生”と呼んでいた人で
旅公演に随分と永い間お伴していて、
舞台裏から遣う姿をじーっと見ていた人だ。
人形を遣う姿に無駄がなく、美しかった。
だから言われたときは嬉しかったし、
不思議でもあった。
見ていただけでそうなるものかと。

立川志の輔師匠とは2度ご一緒した。
こう言っては何なのだが、
仕草が師匠の談志師匠とそっくりなのだ。
不思議だった、
師匠から離れてもう何十年と経つのに、と。
それだけ談志という人が強烈だったのかもしれない。

私とジャンルの違う舞台や映像を見て、
刺激を受けることは多くある。
人形だったらどうなるのだろうか、
つい考えてしまう。
人形を遣っていて、
ふとその時の感覚がよみがえってくるときがある。
こんなことも盗んだことになるのだろうと思う。
人の金は盗まないが、
いくつになっても人の芸は盗んでいる。
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10月のスケジュール

2022-09-29 00:42:27 | スケジュール
ここには一般の方がご覧になれるものを紹介しております。

10月1日(土) 桃川健 改め2代目桃川忠襲名披露公演
 時間: 13時半~ (開場: 13時)
 会場: 横浜にぎわい座 のげシャーレ
 木戸銭: 4500円 (全席指定)
 問合せ: 090―8779―8167 (Ken Planning)

10月10日(月・祭) 旧吉田屋商店・大道芸
 時間:13時~15時
 場所:上野・桜木町の交差点角

10月15日(土)、16日(日) 大須大道町人祭 (名古屋市中区)
 15日 14:20~15:00 大須演芸場
    16:20~17:00 チェザリ前
    18:20~19:00 浅間神社

 16日 11:00~11:40 チェザリ前
    13:00~13:40 チェザリ前
    15:40~16:20 浅間神社

10月21日(金)~23日(日) ヘブンアーティスト東京
 東京都の報道発表まで公開できません。楽しみに(?)待っていて下さい。

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止められない

2022-09-19 00:42:36 | 日記
人間は、一度こうと決めたら、止められないものなのだろうか。

ウクライナは、ロシアによる侵攻が始まる直前
NATOには入らないとロシアに約束したそうだ。
それはプーチンにも伝えられたが、
プーチンは、止めることは無かった。

戦争の準備が完了すると
為政者はもう止められない精神状態になるのだという。

実は「国葬」に対しても、首相は同じ精神状態になっているのではないか。
しかし英国の国葬の終った後だから、
みじめさしか残らないだろう。

かの人は、民主主義を破壊した。
反対する人を、徹底的に攻撃した。
それを、かなりの国民は指示した、面白がって。

かの人は、何を残したのだろう。
結構派手に振舞っていたが、
北方領土は、いいようにプーチンにあしらわれた。
アベノミクスに対して私は元々反対だったが、
このせいで
結局極端な円安と、極端な国の借金しか残さなかった。

かの人から「国民には丁寧に説明する」という
政治家の常套文句が生まれ
結局何も説明しない慣習が生まれた。

昔は、一言で政治生命を失うような厳しさがあったが
今やぐずぐず。
どんな失言をしても、誰もがしゃあしゃあとしている。
これも「問題ない」と放置したかの人が増長させた。
そして今は、「国葬」を「国葬儀」と言い換え
さも一段格上の儀式を印象付けようとしているが、
吉田茂の国葬では「国葬」も「国葬儀」も使われていて
同じ意味だった。

英国を見よ、
あのベッカムも長時間並び、大衆とともに冥福を祈っている。
かたやこの国は、「儀」を付けることで
大衆から遊離させようとしている。
いや、もうすでに大衆から遊離しているのだが。
大衆から遊離して、どうして「国葬」と言えるのだろうか。
「酷葬」
みじめである。
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オニヤンマ

2022-09-11 23:32:27 | 日記
「昆虫すごいぜ」は好きな番組だっただけに、
残念である。

友人が、ストローでオニヤンマを作ってくれた。
帽子に付けると、蚊が寄ってこないという。
オニヤンマはスズメバチも捕食するほどだから
蚊は恐れて近寄らないのだそうだ。
ならばベランダにぶら下げると
我が家の場合、網戸がなく窓を開けっぱなしにしているのだから
蚊が入って来ないかもしれないというと
友人は既にベランダにぶら下げているという。

早速柳の枝にとまらせた。



さあどうなるか、
期待しつつ新聞を読みだしたら、
早速、チクッ!
あれ?
夕方にも、チクッ!
あれ? あれ?

今朝はミツバチが入ってきた。
トホホホホ
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橋の下世界音楽祭3 日曜

2022-09-09 00:40:17 | 日記
この橋の下世界音楽祭は、行政からの援助も、スポンサー企業も持たず
あくまでも参加者のカンパによって成り立っているという。
行政やスポンサーが絡むと縛りができて、
自分たちが聴きたい音楽、見たい芸能を自由に選択できなくなるから
頼らないのだという。
この精神だからいろんな人が集まってくる。
土建屋さんや大工さんらが、大袈裟でなく全国から集まってきていたらしい。
舞台がきれいにできているのは、そのためらしい。

演目にしても、ロックやフォークばかりではない。
郡上踊りがあったり、前回紹介した獅子舞があったり、
この獅子舞、日曜もあり、沖縄や韓国などの獅子が出たそうだ。
しかも観客はそう言った演目もしっかりと楽しんでいる。

楽屋に入ると、その時演奏している人の荷物があるのだが、
何とウードのケースが目に入った。
舞台袖を見るとベリーダンス姿の女性がいる。
舞台を覗くと、なんと常味裕司氏が弾いている。



ダンサーが戻ってきて、「常味さんが演奏するなんて、コアでしょう」
私は嬉しくなって、思わず「レロㇾロㇾロㇾロ」と
アラブやアフリカで脳天に抜ける声
と言っても私はそれほど高くは出ないのだが、
声を掛けていた。
常味氏には昔パレスチナ支援の公演に協力してもらったり、
結構コンサートやショウに行っていたのだが、
ここ10年ばかりご無沙汰していた。
舞台から降りてきた彼とは、短い会話しかできなかったが、
それで充分。しっかり握手。

そして私どもの舞台。



舞台の前には広島・長崎級の原爆と同じ大きさの爆弾
そしてその上にはひまわり。

終わると今度は映画監督の川上アチカ氏が声を掛けてくれる。
主催者と知り合いで、3日間来ているのだとか。

片付けが終わったところで、GEZANのコンサートを見る。
ともかく凄い観客、
演奏もパワフルだったが、観客の反応も負けていない。
そして私は、その場にいることの満足感に浸っていた。

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