崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「敵産」(日本の)

2019年06月26日 05時26分25秒 | 研究業績

 今日は日韓親善協会の定期総会に招待され参加する。「親善」とは何か。元徴用工らへの判決から日韓問題はより悪くなっている。昨夜プライムニュースでは65年の日韓協約の「確認」という単語の解釈から表現足らずの一部をもって法律的に判決したことであり、協約の趣旨、本意に沿ったものではない。司法を尊重するという韓国政府の問題であることが明らかになった。
 番組では議論されず大きい問題が視聴者によって提議された。以前本欄で私も提議したことがある。当時朝鮮半島に日本人が持っていた財産権も請求できるのかということ。これについて弁護士の高氏は可能であろうと言った。ただしアメリカの「敵産」(日本の)を韓国に置いたものであるので請求するのは煩雑であろうと。しかしその可能性がある。歴史認識を超えて植民地を復元させる論理になる。このようなことは日韓で止めるべきである。終戦、未来への道へ向かう法の基本精神を無視してはいけない。