崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

秦郁彦氏に日本研究特別賞

2019年06月09日 05時33分13秒 | エッセイ

  第6回国基研の日本研究特別賞は『慰安婦と戦争の性』の著者秦郁彦氏に決まった。また、奨励賞の一人に『犠牲者120万人』(ハート出版)チベット研究者ペマ・ギャルポ氏。慰安婦問題の歴史的な研究に不動の姿勢を持つ秦、世界があまり知らないチベット問題を扱ったギャルポ、アメリカの排日運動に関して書かれた蓑原俊洋の諸先生、おめでとうございます。拙著『慰安婦の真実』を出してくださったハート出版が連続受賞作、おめでとうございます。
 慰安婦問題は政治的な関りが強く、時には一時的な現象のように、日韓関係の良し悪しのバロメーター的になる傾向がある。しかしそれは戦争と性という人間の本質にかかわる問題である。私も続けて挑戦的に考察していきたい。