日本は花を愛する国といえる。それは花を多く植え、咲かせること、花を見ることを楽しむことを意味する。それを韓国で講演した時、怒って反発した老女研究者を思い出す。花を愛することは人間社会の普遍的なことであろう。しかし品種改良、植木、開花、鑑賞に至るまで様々な文化として定着など、愛する中身は一様ではない。献花など交換文化が定着しているロシアではその他の生け花などは欠如している。熱帯地方では自然の花は多くても必ずしも花を愛する文化が発展定着したとはいえない。私は季節替わりに足を延ばして散歩コースの一つ、下関園芸センターに寄った。無料でたくさんの花々を見ることが出来る。花の鑑賞とともに樹が成長したのを感じた。外にはブラジルの国花の黄色のイペーが目を引く。黄色の国花からサッカー選手のユニフォームを思い出した。