ベトナム、中国、韓国からの留学生10余名が講義名は異なっても水曜日と金曜日に両方とも受講している学生がいる。連続講義のような感じである。2年生たちなので主に会話中心の日本語の授業のようで楽しい。昨日は彼らが観察した日本人、日本文化が話題になった。喧嘩の話、ベトナムでは女性が泣くことで許され和解になるというと、韓国の学生たちは「夫が謝る」のが常であるという。中国では日本と似ていて両方が謝るという。韓国では一般的に男性は喧嘩、謝り(酒)、和解ができるが、女性同士は和解が難しいという。「謝罪」は和解のため、自ら行うものであり、強要されるものではない。それを深めるために私はルース・ベネディクトの「恥の文化」という日本文化論に迫った。つまり西洋の自我、良心、個人主義などに対して他人を意識し過ぎる日本人の「恥」を例にした。突然難しい問題に逢着して、考えることになった。