崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

四季

2017年05月09日 05時23分28秒 | 日記

 去年2016年12月16日の朝、本欄で紹介した幸福の木(ドラセナ・マッサンギアナ)の花が昨夜からまた、咲いている。5カ月ぶりにまた咲いた。10年以上、育てていても咲かない、とか数年に1度くらいに咲く、また花が咲いたら木が死ぬ、匂いが嫌だという人もいる。わが家では名実ともに幸福だと感じ、香りに幸せを感じている。我が応接間は温室と思われくらい、黄色バラやブーゲンビリアなど開花期なく花が咲く。日本では一般的に桜など開花期があり、花見騒ぎをする。四季に恵まれたということであろう。地球的に言うならば四季の開花期がある所はそれほど多くはない。特に花見文化を持っているのも多くはない。私はインドネシア、フィリピンなどの熱帯地域と寒いシベリアなどで花を観察したことがある。広い地域では多くの花が野草の草花であり、花や香りが鑑賞の対象になっていないものが多い。野草から文化化された花になるまで鑑賞の段階がさまざま異なっている。花の文化人類学を書きたい。