崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

光化門広場で勝利宣言

2017年05月10日 05時36分01秒 | 日記

 昨日は2回も印刷関係者との相談、新聞社とテレビ局などからの韓国選挙の件についての問い合わせ、下関の有名な文化女史の大越清美氏、門司の写真作家の秦穴拳壱氏の訪問と歓談、遅くに大学院会議で帰宅は遅くなった。それから韓国の選挙に関する生中継に耳を傾けた。実に忙しかった。韓国の大統領は文在寅氏が当選。文氏は光化門広場で祝祭ムードの中で勝利宣言をした。蝋燭集会、大統領罷免、カーニバル的な祭り風の選挙運動のデモの連続であった。このようなどんちゃん騒ぎ式の政治風潮を外から見ると北朝鮮との危機意識全く無しの異境のように感ずる。これからは非日常の祝祭から日常へ戻らなければならない。冷静に政治に取り組んでほしい。北向けの慎重な対策、中国との外交改善、友好な日韓関係、米韓サード問題など真面目に勤めてほしい。なにより難題はデモ好きな国民への対応であろう。反植民地反日学生デモ、軍事独裁への民主化デモなどの長いデモ史がある。それが文化となっている。ポピュリズム、人気主義が問題である。日本の「〇〇ミックス」「〇〇劇場」もそれに似ている。民主主義の限界であろうか。