崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ワンアジア財団の支援講座2年目

2017年05月07日 05時27分42秒 | 講義

 ワンアジア財団支援講座の2年目の主題は「民族と国家」とした。今東アジアの不安、朝鮮半島の核危機においてアジア共同体を模索していきたい。ただの羅列的な講演会ではなく、全体的に問題意識を持って続けたい。武器の武力によって左右される緊張の中で文化を以て考える。戦略家から見ると文化とは何か、無知な民衆の力は何もならないと思うかもしれない。しかし社会の知恵は民衆から生まれることを知らなければならない。そこに文化が意味を持つ。アイゼンスタット氏は指導者の核であるパーワーエリートとは知識、軍、経済などを背景に生まれるという。北朝鮮の金氏は血統、世襲の力を権力化している。今韓国はその権力や支配を委ねる選挙を目前にしている。正しい民主主義か、愚衆主義か、人選びは人の運を決める。民族や国家の運を決める選挙は、危機意識を以て行われるべきである。*写真2002年平壌で