崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

成熟した国会審議

2013年02月19日 04時22分19秒 | エッセイ
 昨日参議院予算審議の国会中継を視聴した。与党であって野党となった民衆党の小川敏夫、櫻井充、植松恵美子議員などの質問は政策を討議する内容であり、その中継をみて日本の国会が成熟したと感じた。民主党が与党であった時、自民党議員たちはヤジを飛ばして、うるさかった時が多かったのとは対照的であった。そのうるさいある議員は閣僚になって討議は静かになった。学会の議論のようになった。その分面白くないと言われるかもしれない。以前社民党・辻元清美衆院議員が「総理、総理、総理!逃げないで答えてください!」と発言して政治生命が問われた時のような面白さはなくなっていた。野獣的非難をする人が有名人となり、政権を握る政治的構造は良くない。今度だけではなく国会議論が静かに政策論争になり、国民はそれを静かに見守って政権を任せる政治先進国になることを期待する。新しく出す私のエッセイ集には以前の国会議論の様子を非難する文を多く含めたが修正すべきかと思うほどである。