崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「魔姑旅」

2013年02月11日 05時57分40秒 | エッセイ

昨日は旧正月、宇部へ「魔姑旅」であった。ハ―、何の話?。私が覚えている昔話である。ある女神が娘8人を生んで8道(全朝鮮)に婚に出して全国を支配する話である。私も多くの弟子などを全国に、否世界に送り、今老後に広い領域を支配するような気持であるという話である。この話をただの自慢話ではない。国を越えて引っ越し、職場を転々とし、その場その場での人間関係を残し、また作りながら広く繋げていく生き方へのメッセージとして、受けとめてほしい。
 在日大韓宇部キリスト教会で集まった。子弟関係をはじめ様々な人間関係のグループである。その教会の牧師の師母(婦人)は啓明大学日本学科の教え子、広大の教え子である現在中国杭州の大学教員である金俊氏の家族、目下私の学生である医学博士の倉光氏、私の研究対象である堀家の家族など一気に十数人との出会いであり、和気藹藹の時間であった。特に金俊氏の日本訪問の歓迎、また堀まどか氏の韓国嶺南大学校の日本語教員として赴任す餞別の意味が大きかった。「魔姑昔話」は昔の話ではなく今の「私の話」である。帰宅は遅くなったが嬉しくたのしい一日だった。