崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

トンチャンなべ

2010年11月23日 05時55分11秒 | エッセイ
京都の大谷大学の飯田剛史教授一行4人が下関「リトル釜山フェスタ」(11月23日)を調査するためにきた。飯田氏が30年ほど前に韓国大邱に調査に来て私が案内したことがある。それ以来である。その後私は彼が富山大学に在職している時に集中講義に行って別荘のような彼の自宅を訪問し、翌日立山まで案内していただいたことを覚えている。最近輪島での学会の時も彼は遠くから参加してくれた。後に彼は京都に転出され、現職についた。彼は大阪の生野区朝鮮人、生駒山の朝鮮寺の研究者として知られている。目下朝鮮人が中心になっている祭りを調査・研究するという。私は早速祭りの実行委員長の焼肉店のヤスモリの蔡社長を紹介して説明を聞いた。下関の開発名物のトンチャンなべを食べながら話は在日の話で盛り上がった。お互いに縁を大事にする間柄である。(写真左が蔡、右が飯田)
 帰宅してテレビをつけたら野党議員の質問中である。失言で法相が辞任したことと関連して女子議員丸川氏の質問である。「嘘」「嘘のDNA]「無知」など数多くの侮辱的な言葉を発するので聞いていて気分が悪くなった。「失言」で辞任させた野党側が悪口の言い放題である。予算審議とは言えない国会に失望した。12月10日、12日に東京で私は世界的な碩学者の前で発表して議論する予定である。このような研究会の質疑模様を中継させたい。相手に好意を持って核心に触れてコメントする場を見せたいからである。