昨日中国の作家金在国氏の博士号授与が決まった。これまではずいぶん長い時間がかかった。彼に初めて会ったのは十数年前、中国長春であった。私が中国調査の時に書店で彼の連載小説を立ち読みをして彼に会いたいと思い、探しての出会いであった。当時、彼は韓国精神文化研究院大学院修士課程を終えたばかりであり、日本で研究したいと言うので、私は広島大学での留学を薦めた。私の文学への希望を彼に托して期待感を持った。私の友人でもある李恢成氏に関する研究を進め、朝鮮人作家の故郷意識を考察する修士論文を書いた。しかし作家でありながら研究者になることは難しいようであり、論文はなかなか進まなかった。
そうこうしているうちに私は東亜大学へ転出した。それから五年ほど過ぎた。外部から広島大学の三木直大教授、九州大学の松原孝俊教授の審査を受けて博士号が決まった。北京の彼に電話で「金博士」と話しかけた。彼は感激していた。彼は多くの文学賞を受けているが、何より最も大きい賞をもらうように声をくもらせた。私は魯迅が中国人の意識改革のために作家になったことをよく話した。これから研究と創作活動にて彼が社会に大きく影響を及ぼすように活動をすることを強く期待している。(写真左端から松原、崔、金、三木)
そうこうしているうちに私は東亜大学へ転出した。それから五年ほど過ぎた。外部から広島大学の三木直大教授、九州大学の松原孝俊教授の審査を受けて博士号が決まった。北京の彼に電話で「金博士」と話しかけた。彼は感激していた。彼は多くの文学賞を受けているが、何より最も大きい賞をもらうように声をくもらせた。私は魯迅が中国人の意識改革のために作家になったことをよく話した。これから研究と創作活動にて彼が社会に大きく影響を及ぼすように活動をすることを強く期待している。(写真左端から松原、崔、金、三木)