崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

在日3世

2010年02月10日 06時48分41秒 | エッセイ
在日3世の方で韓国人としての民族意識が薄いと思われる二人と話をした。一人は日本に帰化しており、もう一人は朝鮮籍から韓国籍へ変わっている人である。その中の一人はつい最近まで韓国民族という意識を持たず、表現せずに日本人として生活をしていた。ただ最近韓流ブームなどで日韓関係が良くなってから韓国民族を意識するようになり、韓国へも行ってきたという。どんな民族でもどんな民族とも仲良く暮らすことが望ましい。もう一人の方に一昔前まではソ連・ロシアで朝鮮人が日本とロシアの二重スパイと思われて悲劇的事件も起きたことを例にしながら、今貴方は二重文化の享有者であり、恵まれている存在であることを言ったら彼は嬉しい表情をした。彼の経営するレストランでごちそうになった。日本でこのようなおもてなしを受けるのは少ない。彼はやはり韓国民族であることを心で確認した。