崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

割り勘

2010年02月18日 05時30分53秒 | エッセイ
 清華大学から金俊君が旧正の新年挨拶に中国から来た。韓国への帰国者への送別を兼ねて昼食会を行った。中国人、韓国人、在日など12人であり韓国人が新しくオプーンした韓国式大衆食堂へ行った。大型テレビでは韓国のテレビがそのまま見れるようにしており、韓国の食堂、味も在日の焼き肉とは違う。
 まだ知られておらず、昼時間でも客が少ない。私にとって気になるのは店の男性主人である。彼は手伝うこともなく、挨拶することもない。一般的に韓国の食堂では男性主人は飲食店に積極的ではないことを表す。エプロンでも掛けて仕事をしながら客への接待することが望ましいが韓国の男性にとってそうなるにはかなり時間がかかることだろうと思う。
 私は大勢の人の昼食ではあってもまとめて私が払うべきだとおもっていたが在日の人が金を集めて割り勘式になったのでお客さんの分と自分の分を払っただけだった。日本語が下手だと言われており、まだ割り勘にも抵抗があり、自分で全部払いたいという気持ちは、やはり私こそ韓国人男性であろうと思った。