崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

山田寛人氏の著書への書評

2007年07月27日 06時40分39秒 | エッセイ
 山田寛人氏の著書『植民地朝鮮における朝鮮語奨励政策朝鮮語を学んだ日本人』(不二出版、2004)への書評がアメリカ、スタンフォード大学の研究所が発行する研究誌the journal of Korean Studiesに掲載されたのを読んだ。彼は長距離トラック運転者から広島大学の私の元へ博士課程に入学して植民地朝鮮における在朝日本人への韓国語教育という特殊な分野について研究し、博士号をとった人である。一方的に日本語「国語」化だけではないということを研究した。それは朝鮮を知ろうとする政策によって1920年代にピークになるという。評者たちはこの奨励政策がどの程度一般に向けられて実行したか質問する。彼は私の科研に参加しているので、その具体的な現状が把握できることを期待している。