崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「下関学」シンポ

2007年07月29日 05時50分48秒 | エッセイ
 7月14日予定であったが台風4号の影響で中止になった東亜大学の公開フォーラムが昨日28日「下関学:地域創造」というテーマのシンポで行われた。私は司会と基調講演をかねて地域住民の活性化、つまり下関を積極的に「生きる」ことを勧めた。「生きる」ことは「知ること」「楽しむこと」「協力すること」を提案した。パネラーの一人である武部忠夫氏は下関で「海峡座」という劇団を作って演劇活動をしており、アイランドの伝統演劇への復活運動、原語運動などによって世界化した例を出された。宗近孝憲氏は巌流島、グリーンモールなどをもっと総合的にイベント化することを提案された。特にグリーモールを「韓国語の区域」として宣伝していくことを提案したのが面白い。しかし在日は朝鮮語を話せる人が少ないのが実態であることの問題点を指摘された。イベントなどには大学の役割も重要であるということで出席している学長にマイクを渡し、話を聞いた。
 下関学はまた続くようになるという。