崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

勝者と敗者

2006年05月22日 07時01分37秒 | エッセイ
 私は最近人生、特に日本での20年近くの生活を振り返ってみながら失敗が多かったことが気になり、会田雄二の『敗者の条件』を読み直した。それについて、ある同僚と話をしたら、彼が私に「勝者であろう」といった。人からはどう見られるかは別として自分としては敗者の意識が強い。それが極端になると自閉症など心理的な病気になる憂いがある。
 クリスチャンとしてイエスが歩まれた難しい人生をモデルに生きてきたつもりではあるが世間は理解してくれない。それが辛いと感ずることもある。年を重ねることによって信仰が強くなるといわれているが私はそうでもない。反省する朝である。