崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ソリ酔い

2006年05月05日 06時26分35秒 | エッセイ
 昨日の来客は戦前父親が小学校の校長として韓国南部に住んで、彼はそこで生まれた方である。終戦前に日本本島の中学校などに進学して医者になったという。北大病院に勤めた時にはソリに乗って往診した経験を話してくれた。ソリ酔いとは初耳であった。雪が深い田舎に往診された話は私が最近雪の深いサハリン調査でも聞いたことはない。ここ下関では船を利用する機会が多くなり、船酔いの解決法はないかと質問したがそれは三日ぐらいで慣れるので問題がないそうである。しかし実際は船を利用する人々にとっては一時的な船酔いがとても重要な問題であるので今後はその研究が進んで欲しいと願う。