崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

功山寺を訪ねて

2006年05月11日 05時46分21秒 | エッセイ
 功山寺を訪ねて住職である有福先生に会った。彼は京都大学でカント哲学を専攻しドイツ留学をして東京大学で博士になった人であり、現在東亜大学の教授をしている。つまり彼は寺の僧であり教授である。彼の案内で1320年代の建物の国宝を見せてもらった。彼は信仰と学問を両立させている。それは客観性を重視する科学と信仰を両立させることであり、大変葛藤がありそうである。私も信仰と学問の葛藤を体験している。同年であり、同僚である彼とはこれからも人生を含むいろいろな話をしてみたいし聞いてみたいと思った。