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Cioranを読む(83)


■旧暦12月8日、日曜日、

(写真)青

朝、雑煮を作る。塩の塩梅を忘れて、足りなかった。出汁はいけていたのだが。食事中に大きな地震があった。元日から地震とは。昼間は、酒を飲んでただ、ぼんやり過ごす。夕方、年賀状を出しに行く。ついでに、珈琲店に立ち寄って、アメリカンを飲む。多少酔いが覚めた。仕事をもっていったが、まったくやる気にならない。ただ、店の中の人々を観ていた。



L'homme va disparaître, c'était jusqu'à présent ma ferme conviction. Entre-temps j'ai changé d'avis: il doit disparaître. Cioran Aveux et Anathèmes p.117 Gallimard 1987

人間は絶滅しかかっている。これが、今日までのわたしの固い信念だった。だが、今、考えを変えた。絶滅すべきである。

■清めの水。元日にふさわしい断章。怒り出す人もいるかもしれないが、ぼくは、いたって真面目である。いや、滅びればいいと言っているのではなく、われわれは、こういう冷水をたまには頭から浴びるべきではないだろうか。文明は思い上がることで成り立っているのだから。



Sound and Vision
















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