goo

Cioranを読む(10)


■旧暦1月23日、金曜日、、梅花祭(京都北野天満宮)

(写真)道・バーゼル

今日は、洗濯物を干していて、春をまさに実感。外の方が暖かいのである。兼業の塾の方は、新年度から、中高生の英・国を担当することに。今年度は、国語が中心になるので、楽しみにしている。翻訳は、現在、3本、考えているが、まだ、企画が通らない苦しい戦いが続いている。3本とも、アクチャルな問題をあつかっているので、翻訳する意味は大きいと思っているのだが…。



Ce qui n'est pas déchirant est superflu, en musique tout au moins. Cioran Aveux et Anathèmes GALLIMARD 1987 p.43

引き裂かれるような、いたましさのないものは無意味である。少なくとも、音楽については。

■たしかに、そうなのだと思う。この断章を読んで思い浮かべたのは、ベートーヴェンの音楽である。1番からピアノソナタを全曲聴いてみたことがあるが、そのときよりも、断片的にふいに聴こえてきた楽章にいたましさを感じる。それも、こちらの年とともに、である。いたましさは、否定の強さでもある。それは自己の否定であり、世界の否定でもある。なんらかの「肯定」がいたましさを帯びるのは、その裏に「否定」が隠されているからである。否定から肯定への弁証的なシナリオではなく、断片としてのdéchirant(いたましさ、苦痛、悲痛)にとどまることに意味を見出すシオランの感性は、post great artistsの現代を感じさせる。








コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2月24日(木)のつぶやき

00:10 from web
Vielen Dank @tiniaden für RT. Ich denke oft am Still vom Weltraum.
09:09 from web
Thank you @yupius for RT.
14:13 from web
RT @chateaux1000: ついに「ネット民衆革命」が中国から北朝鮮に波及! #goo_yampr7 http://bit.ly/gcGGuF
17:34 from goo
Cioranを読む(9) #goo_delfini2 http://blog.goo.ne.jp/delfini2/e/a28915dbb92f7e471726fd055e81922e
23:05 from web (Re: @kanan_naoko
そう言えば、日本語版にはないですね。RT @kanan_naoko なんか、こあいよーっ face bookの Are You Interested?
23:11 from web
Many thanks every one for RTs and kind words. @beezknez @moonflowernco @KenpoBear
by delfini_ttm on Twitter
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

一日一句(37)






春の月ひとに恋ある不思議かな





コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )