goo

蕪村の俳句(63)

■旧暦6月17日、水曜日、

(写真)無題

朝、5時から仕事に入る。夜の風が涼しい。湿気がない。夏の月が涼しげ。今年の夏は、クーラーがやけに骨に堪える。高めに温度設定しても、足先から冷えてくるので、靴下着用である。これは、末端に血流がいかなくなった老化現象なのだろう。扇風機にして、室内に風鈴を吊るすという手もあるが…。今月は、なんと、アマゾンの本代が零になった。家人曰く、放蕩が止んだ。たしか、アマゾンは30%も手数料を取るぼろもうけである。



河童の恋する宿や夏の月   

■河童(かわたろ)は、カッパの機内、西国地域での呼称。これは始めて知った。趣向が面白く惹かれた。河童が全国ブランドというのは、それだけ、全国の商業・産業の交流が古くから盛んだったのか、全国的に、なにか、河童的なるものが存在したのか。そのあたりを知ろうと思い、河童が文献に現れた最初の時期を調べてみた。河童は、意外に、新しい時代のものである。初出は、なんと、俳諧で、芭蕉の桃青三百韻附両吟二百韻(1678年)。17世紀後半である。「かねのあみかかれとしても浪の月」「河童子のいけどり秋をかなしむ(信章)」河童は、昔の俳人にとくに好まれた題材である。俳諧の全国的な興隆と河童という名称の全国的な広がりには、何か、関連があるのかもしれない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )