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蕪村の俳句(48)

■旧暦5月20日、木曜日、、祇園祭

(写真)五目チジミ

昭和8年生まれと昭和14年生まれの方の話しから。昭和8年の方は、杖をついて歩いているという。自転車はもはや怖くて乗れない。昭和14年生まれの方は、東海道を歩きとおし、今は、甲州街道に挑戦中らしい。二人のご老人の話から、老いは、徐々に来るのではなく、ある日突然やってくることがわかる。とくに筋肉の劣化は、運動を習慣づけていないと、長期入院などすれば、一発である。日常生活に運動をいかに取り入れるかは、忙しいという理由だけでは、済まないものがあると、介護をしているとつくづく思うのである。身体が人間的諸力すべてのベースである。このところ、やっと、重い腰を上げて、筋トレを再開した。ヘルニアをカバーする筋肉をつけることが当面の目標である。



夏河を越すうれしさよ手に草履

■この句は、蕪村の中でもとくに好きな句の一つである。清涼感と身体的な喜びが素直に表現されている。「手に草履」という措辞で、浅瀬を渡っていくときの様子が目に見えてくる。

twitterで英訳ヴァージョンがアップされていたので、それも合わせて紹介すると、


across the summer stream ~ with such joy ~ my sandals in my hand --- Buson


by @moonflowernco

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