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蕪村の俳句(49)

■旧暦5月25日、火曜日、、入谷朝顔市

(写真)home-made pizza

昨日、叔母が退院。7月で介護を開始して丸2年になる。今回は、要介護4なので、手厚いケアプランが出来上がった。週3回デイケアに行くことも本人が了承し、生活の中心は、筋力低下の防止になった。これが、うまく廻れば、あとは、認知症を中心にモニタリングしていくことになる。介護は、行政や病院、福祉施設、ヘルパー、福祉関係の業者などとの交渉や契約も多く、代理人がいない一人暮らしの場合、かなり厳しい状況になると思う。その場合は、ケアマネが、中心になるのだろう。

仕事をやりながら、家族もいて、介護もやるとなると、一人でみなやろうとすると、すぐに倒れてしまう。幸い、ぼくの周囲には、協力してくれる人が何人かいるので、2年もったのだと思う。介護がきついのは、実は、何年続くか、はっきりとはわからない点にある。「何事も楽しまなきゃ損」これはいかにも当世風な軽薄な言質に聞えるが、問題意識を失いさえしなければ、きつい現実へのしたたかな抵抗となりえると思うのである。



動く葉もなくておそろし夏木立   明和六年

■蕪村、恐るべし。鬱蒼とした夏木立(この場合、複数の夏木立だろう)に感じる、漠然とした怖さを、これ以上ないというくらい的確に表現して惹かれる。こういう感覚は、自然を畏敬する感覚と近いところにあると思う。



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