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蕪村の俳句(40)

■旧暦12月10日、日曜日、

(写真)無題

諸般の事情で元気が出ない。こういうときには、運動や音楽が効く。朝、ウォーキング、40分。快晴だった。暖かいのだろう、遠くの河岸の土手に陽炎が見えた。昨日、掛け時計を買いに行く。10年ほど使った時計が、20分遅れるようになって、オブジェと化したからである。そう言えば、目覚ましも腕時計も使わなくなった。みな携帯で代用している。情報通信技術の進展は、時計産業にどういう影響をもたらしているのだろうか。




寒月や衆徒の群議の過て後
   年次未詳

■歴史に題材を取った句で、目の前のものを詠む、という近現代俳句とは発想が違うので興味を惹かれた。たしかに、想像力で、歴史の現場に立ち会っていると言えるかもしれない。だが、同じように歴史を詠んだ句でも、たとえば、芭蕉の夏草の句と比べると、何かが弱い気がする。それは、己が欠如しているからだろう。

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