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一茶を読む:七番日記(22)

■旧暦11月1日、水曜日、、新月

(写真)鴉

今日は、朝5時から作業開始。一段落した8時前に江戸川へウォーキングに行く。40分ほどひたすら歩いて気分が良かった。写真は、そのときの鴉。芭蕉も一茶も鴉を嫌うが、ぼくは、憎からず思っている。黒一色というところが、なんともいいのである。その後、終日、ジャクソン・ポロック関連の本を翻訳。なんせ、口語ばかりなので、難航。しかし、いたく面白い。夕方から塾へ。睡眠時間が4時間なかったので、帰宅して、飯を食べたら、少し眠ってしまった。今夜は、新月で、冬の星が氷のかけらように瞬き、非常にきれいだった。




梟のくす〱笑ふ衾哉
     文化九年十二月

■一茶を読んでいると、ときどき、絵本の世界に入り込んだ気分になるが、それは、動物と人間の境界がはっきりしていないせいだろう。この句もそんな雰囲気を持っていて惹かれた。どこか、賢治の童話の世界に通じる。



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