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芭蕉の俳諧:猿蓑(46)

■旧暦10月16日、水曜日、、満月

(写真)無題

朝から、新聞のウェブチェック、ラジオ講座。珈琲3杯。ドーナツ一つ。早朝から仕事に入る。午後、散歩。近所での紅葉狩りとなる。12月か。誕生月だから、好きなのだが、どうも、年を追うごとにせわしなくなるなあ。


雲一つ消えて落葉の匂ふ空

消えて行く雲の白さや十二月





せはしげに櫛でかしらをかきならし
   凡兆
おもひ切たる死ぐるい見よ
   史邦

■『風狂始末』によれば、史邦の付けは、第三者の掛け声・間の手としている。ただ、ペアで対話的世界を作るだけでなく、演劇的な地合も作れる、ということなのだろう。また、このペアは、女と男の向付とも取れる。場面が一義的に決まらず開いたまま、というのは、論理的な思考からすれば破綻だが、物語として観たときには、可能性も秘めていると思う。



Sound and Vision

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