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翻訳詩の試み:Paul Celanを読む(5)

■旧暦11月14日、火曜日、

(写真)無題

最近、雲を撮るのが趣味になってきた。同じような風景はあるが、一つとして同じものはない。どこか俳句に似ている。早朝から仕事。午後、雑用、買い物。夕方から冬期講習。夜、白ワインを飲んで、馬鹿話をして、ひたすら、ぼーっとする。




EINEM BRUDER IN ASIEN


                            Paul Celan

Die selbstverklärten
Geschütze
fahren gen Himmel,

zehn
Bomber gähnen,

ein Schnellfeuer blüht,
so gewiß wie der Frieden,

eine Handvoll Reis
erstirbt als dein Frreund.




                            パウル・ツェラン


アジアの兄弟に


それだけで美しい
砲火は天をめがけ

十機の爆撃機は
大きく口を開ける

あっというまに火の花が開く
それは平和のように確かなこと

一握りの米は
きみの友だちとおなじように消える


初出「Coal Casck 65号」





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