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俳句の笑ひ:良寛の笑ひ(12)

■旧暦10月9日、水曜日、

(写真)廃墟

朝、ラジオ講座。ノートパソコンのバッテリーがいかれてしまって、使えなくなった。いやはや。ノートの意味ない。洗濯担当に戻ったので、洗濯物を干す。今日は午後から病院、そのまま仕事へ。諸般の状況が一段と厳しさを増してきて、トータルで苦戦を強いられている。

慶応落研卒のU氏推薦のジャクソン・ポロック関連本の翻訳に着手。この本は、ポロックを主人公にしているが、ポロック本人だけが登場しない劇のようなもので、関係者へのインタビューで、ジャクソン・ポロックとは誰だったのか、あぶり出している。この本を訳すにあたって、西部生まれのアメリカ現代絵画の旗手、ポロックに、現代の諸問題が集約的に現れているという仮説を立てた。それが、会話の中に滲み出るように訳すことを目標にしている。時間はあまりないのであるが。


不揃ひの蜜柑嬉しきバケツあり

包丁は一声入れて河豚さばく

夜の底火の匂ひする枯木かな





柴垣に小鳥集まる雪の朝


■これも、小鳥を眺める良寛のまなざしの中に微笑を感じて惹かれた。雪の清浄な朝に小鳥の声がなんとも言えず、楽しげである。「雪の朝」という措辞が効果を上げているように思う。



Sound and Vision









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