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フランス語の俳人たち:Daniel Biga(5)

■旧暦4月17日、月曜日、のち

(写真)朝の新樹

昨日は、先生が来られる句会だったが、仕事で行けず。残念だった。このところ、俳句ができない日が続いているので、出たかったのだが......。

終日、仕事。アファナシエフ詩集は、再校が終了し、ぼくの手を離れた。6月9日前後に店頭に並ぶ予定。後は、ポエトリーリーディングの準備に入る。




instant fugitif
l'oiseau passe
éclipse d'avion


つかの間
鳥が渡る
飛行機を背にして


■「éclipse d'avion」を「飛行機を背にして」と訳したが、もっといい訳があるかもいしれない。éclipseは日食や月食の「食」で飛行機に鳥が重なるように飛ぶ様子と考えた。ネイティブが読むともっと違う情景になるかもしれない。フランスの渡り鳥の季節はいつなのか、わからないが、冬鳥と夏鳥があるのだとしたら、フランスよりも南方の鳥が春に繁殖のために飛来したのかもしれない。日本語の歳時記によると、夏鳥は、群れをなさないともあるので、「l'oiseau passe」が単数になっていることも、あるいは、関係があるか。

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