京阪260形をスケール通りに製作する その2

2013年05月28日 15時52分34秒 | 鉄道模型/製作中-京阪260形【休止】

前回、スケール通りに修正したパーツを、車体に薄くモールドされている塗り分け線を目印として箱型に組み立てていきます。
組み立てに関しては概ねセオリー通りではありますが、前面はいったん三分割してありますので、歪まないように組み立てていきます。
この時点で鉄コレの350形と並べても大きさに違和感はなく、京阪小型車特有の幅狭車体のイメージが掴めてきました。


続いて、側板の上辺を若干削っていきます。
ここではヤスリスティックの600番を使用しました。


そして0.5mmプラ板を切り出した天井板兼雨樋を貼り付け。強度確保の意味合いもありますが、


下手な図を書いて表すと、このような狙いがあります。
先ほど側板を削り込んだことで上端が斜めに落ち込んでいるため、天井板を貼り付けることでそれが自動的に雨樋も兼ねるという仕組みです。


ペアとなる280の種車、600形の妻面との比較。
幅はバッチリです。


オデコの部分にも天井板を貼り付け、妻面に合わせて整形していきます。
箱型に組み立てた際、前面と妻面の高さに若干のズレが生じてしまいましたが(1・2枚目の写真でも少し分かります)、ここで修正しておきます。


天井板兼雨樋を貼り付けたことで、高さ・幅共に鉄コレとほぼ同一サイズに揃えることが出来ました。
こうして見るとモールドのオーバースケールさが目立ちますが、それが却って実車の武骨さを引き立てているようでもあります。(モノは言い様)
前面の雨樋はこれからオデコの修正やヘッドライトの設置も絡んでくるので、最後に塗装で段を付けるなりして表現することにしましょう。

最後に屋根を貼り付けていきます。


キットの屋根板はもちろん側板との「糊代」となるリブが付いていますが、天井板を貼り付けたおかげでそれが意味を成さなくなってしまったため、一気に切り落とした後、適宜両肩を幅詰めして貼り付けます。
更に両端には前回切り離したオデコ部分を再接着し、後はひたすら屋根を整形するのみ。元々のカタチは良いキットなので、意外にもあっさりと正規スケール化が進んでいます。

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